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株式会社テレビ宮崎(テレビみやざき、''Miyazaki Telecasting Co., Ltd.'')は、宮崎県を放送対象地域としてテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。 略称はUMK(UHF Miyazaki K.Kの略)。コールサインはJODI-DTV。FNN、NNNおよびANNに加盟し、現在、日本国内で唯一の3局クロスネット局〔テレビ宮崎の社史では一貫して「クロスネット局」を用いている。〕である。 イメージキャラクターも兼ねるシンボルマークの愛称はみるるん。地上デジタル放送PRキャラクターの名前は「デジみる」。マスコットキャラクターはイルカのゆっぴー。現在のキャッチフレーズは「夢、未来、感動!」。 == 概要 == 1970年4月1日、宮崎放送(MRT)に次ぐ宮崎県で2番目の民放テレビ局として開局し、2006年12月に地上デジタル放送とワンセグの本放送を開始した。本社・演奏所(スタジオ)の所在地は宮崎市祇園2丁目78番地。送信所を鰐塚山頂に置く。宮崎県内では最後に開局したテレビ局である。 開局時にネット比率が6:2:2(左からフジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日)と定められている〔UMKの社史に基づく。『UMKテレビ宮崎の30年』発刊(2002年)時点では変更されていない。〕。2008年時点の編成では5:3:1:1(左からフジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日・その他)〔『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』 宮崎ケーブルテレビの第472番の意見による。〕となり、フジテレビ系列を中心とした3系列のクロスネットである。プライムタイムにフジテレビ系以外の番組も放送する。 関連放送局にはエフエム宮崎があり、UMKの演奏所(スタジオ)に隣接する「UMKスポーツスタジオ」にエフエム宮崎の演奏所がある。また、宮崎日日新聞とも関係が深く、開局から5年間は宮崎日日新聞取材のニュース番組が放送されていた。これがUMKが開局当初、どのニュースネットワークにも正式加盟できなかった理由となった〔『テレビ宮崎10年のあゆみ』pp.152-153 運用自体は加盟局と変わりはなかった。〕。 一方、UMKは朝日新聞との関係は薄い。ただし、テレビ朝日と資本関係があり、アナログ放送を実施していた頃は九州の基幹局である九州朝日放送をキー局に文字多重放送を実施していた。 直接受信が可能な地域は、宮崎県のほとんどと鹿児島県の大隅半島の東半分、種子島の一部〔『UMKテレビ宮崎の30年』巻末資料。〕。アナログ放送のサービス放送時には鹿児島県開聞町(現・指宿市)や高知県大月町からの受信報告があった。電波そのものは広島県の放送局(広島ホームテレビ)に影響を及ぼすほど広範囲に届いている。〔『テレビ宮崎の20年』p.150〕 フジテレビ系列を中心としていることなどの事情により、県内のケーブルテレビでは他県のフジテレビ系列局の再送信は行っていない(KTS鹿児島テレビをアンテナで直接受信できる都城市・三股町を対象とする、BTVケーブルテレビ都城局は除く)。2008年にケーブルテレビの区域外再放送に関する意見が総務省により募集され、宮崎ケーブルテレビは「フジテレビ系列局も再送信の対象に含めるべき」と回答した〔『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』第70番の意見。〕ものの実現には至っていない。なお、地デジ難視対策衛星放送の対象となる地域の場合、UMKはフジテレビ系列とみなされるため、フジテレビを受信することができる代わりに、日本テレビ・テレビ朝日は受信できなかった(2015年3月31日閉局)。〔 総務省、2010年1月29日。〕〔地デジ難視対策衛星放送対象リスト(ホワイトリスト) 総務省、2011年4月27日。〕なお、鹿児島県以外の隣県(大分県・熊本県・愛媛県)の放送局が視聴できる地域は非常に限られるため、非放送番組をそこで補完することはあまりできない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テレビ宮崎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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