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デトロイト空港衝突事故(デトロイトくうこうしょうとつじこ)とは、1990年12月3日(現地時間、EST)にアメリカ合衆国ミシガン州のデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港の滑走路上で発生した航空事故である。ノースウェスト航空1482便(機材:マクドネル・ダグラス DC-9-14)が使用中の滑走路に誤って進入し離陸滑走中のノースウェスト航空299便(機材:ボーイング727)と衝突した。 ==概要== 事故が発生した1990年12月3日13時45分頃には、空港には濃霧が発生していた。ノースウェスト航空1482便(マクダネル・ダグラスDC-9、ピッツバーグ国際空港行き)は、C-18ゲートを出発し、O-6、フォックストロット、エックスレイの各誘導路を経由して03C滑走路〔事故当時の03C滑走路は、2013年現在は03L滑走路となっている〕へ向かうルートを航空交通管制から指示された(最短経路となる)。しかし、1482便は途中で現在地を見失ったまま走行し、O-6から離れてアウター誘導路に進入した。そのため、地上管制はその先にあるO-4誘導路を右折してエックスレイ誘導路に戻るように指示したものの、O-4は当時右側2方向に曲がることができたため、1482便は本来右後方向に進むべきところを地上管制に確認を取ることなく右前方向に進み、そのまま03C滑走路の中央部に進入してしまった。1482便の機長は03C滑走路が既に使用されているかもしれないと不審を抱き、滑走路脇に機体を停止させて地上管制に報告したが、このとき既にノースウェスト航空299便(ボーイング727、メンフィス国際空港行き)は滑走路03Cからの離陸承認を得て滑走を開始しようとしていた。 1482便が地上管制から直ちに滑走路から出るように指示された約5秒後、1482便と299便は、相対する形で機体右側の翼をそれぞれ重ね合せるようにして衝突した。299便は、右翼端等に損傷を受けたものの火災等は発生せず、乗員・乗客ともに死傷者はいなかった。しかし1482便は、299便の翼が胴体右側を切り裂くように通過し、またエンジンの損傷により燃料が漏れ火災が発生したため、乗員1名と乗客7名、計8名の死者と、10名の重傷者を出した。〔〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デトロイト空港衝突事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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