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デボンシャー公 : ミニ英和和英辞書
デボンシャー公[こう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [こう]
  1. (n,suf) prince 2. lord 3. duke 4. public 5. daimyo 6. companion 7. subordinate

デボンシャー公 ( リダイレクト:デヴォンシャー公 ) : ウィキペディア日本語版
デヴォンシャー公[でう゛ぉんしゃーこう]

デヴォンシャー公爵()は、イングランド公爵位である。代々キャヴェンディッシュ家が世襲している。このキャヴェンディッシュ家の分枝は16世紀以来、財力があり最も影響力を持つイングランド貴族の一つであった。政治的にはダービー伯ソールズベリー侯と対立した時代がある。称号はイギリスの州デヴォンにちなみデヴォンシャー公(公爵位相続人の使用する従属称号の一つ、デヴォンシャー伯も同様)とされたが、公爵家の所領の中心地はダービーシャーにある。
== 歴史 ==

キャヴェンディッシュ家は、14世紀サフォーク・キャヴェンディッシュ村に所領を持っていたジョン・キャヴェンディッシュに始まる。彼は1372年から1381年にかけChief Justice大法官に次ぐ地位)の地位にあり、後に農民反乱で殺害された。曾孫にはトマス・ウルジーの伝記を書いたジョージ・キャヴェンディッシュ、ジョージの弟でヘンリー8世の宮廷官ウィリアム・キャヴェンディッシュがいる。このウィリアムが財務省に地位を持ち、修道院解散で国が没収した資産を不当に懐に入れるなどして巨額の富を築いた。
ウィリアムは2番目の妻エリザベス・ハードウィック(「ハードウィックのベス」として知られる)との間に8子をもうけ、そのうちの一人チャールズ(1553年-1617年)は初代ニューカッスル=アポン=タイン公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュの父である。また別の息子ヘンリーはウォーターパーク男爵家の祖となった。ウィリアムとベスの次男が、政治家でバージニア植民地政策を支持した初代デヴォンシャー伯爵ウィリアム・キャヴェンディッシュである。彼は1605年にキャヴェンディッシュ・オブ・ハードウィック男爵に授爵され、1618年にデヴォンシャー伯爵とされた。
第4代デヴォンシャー伯爵ウィリアム名誉革命の立役者の1人であり、ウィリアム3世メアリー2世によって王室家政長官(; 王室家令長)に任命され、1694年にイングランド貴族としてハーティントン侯爵位とデヴォンシャー公爵位を授けられた。以後、同家は有力なホイッグ党員であり続けた。
デヴォンシャー公爵の長男(法定推定相続人)が儀礼称号として使用する従属称号はハーティントン侯爵(Marquess of Hartington)である。ハーティントン侯爵の長男が使用する儀礼称号はバーリントン伯爵(Earl of Burlington)で、それ以外の公爵家男子はがクリスチャンネームに添付される(Lord + Christian name + Cavendish、例としてチャールズ・キャヴェンディッシュ卿はLord Charles Cavendishとなる。その妻は Lady Charlesチャールズ卿夫人と称す)。公爵家の女子は敬称Lady がクリスチャンネームに添付される (Lady + Christian name + Cavendish レディー・エマ・キャヴェンディッシュLady Emma Cavendish)。
公爵家は、広大なカントリー・ハウスであるチャッツワース・ハウス(ダービーシャー)、ボルトン・アベイノース・ヨークシャー)、リズモア城アイルランドウォーターフォード州)を所有する。公爵家はかつてロンズボロ・ホール(ヨークシャー)、ハードウィック・ホール(ダービーシャー)、ロンドンでの邸宅であったデヴォンシャーハウス (第一次世界大戦後に売却) を所有していた。
一族のモットーは「用心深く安全に(Cavendo Tutus)」。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デヴォンシャー公」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Duke of Devonshire 」があります。




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