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デモイン級重巡洋艦(デモインきゅうじゅうじゅんようかん Des Moines class heavy cruiser)は、アメリカ海軍の重巡洋艦の艦級。本級は重巡洋艦として建造された最後の艦級であった。ボルチモア級重巡洋艦を元に設計されたが、大型の8インチ新型速射砲が搭載された。 条約その他の制限を全く受けずに設計された本級の排水量は弩級時代の戦艦並みに達し、自艦主砲の被弾に耐えられるだけの装甲が存分に施された。 ==概要== 本級は、第二次世界大戦中の合衆国巡洋艦に課せられた二つの用途に沿って設計された。一つは駆逐艦群と連携しての敵水雷戦隊の迎撃及び敵艦隊への雷撃の支援任務であり、二つめは敵国領海での巡航及び襲撃、太平洋をまたぐ広大な兵站線の防衛といった単独作戦である。 大日本帝国海軍第一航空艦隊の真珠湾攻撃による戦艦部隊全滅の影響が残る1942年までの段階で、巡洋艦は太平洋戦域における有力な水上戦闘艦であり、偵察・襲撃といった元来の役目から、高速空母任務部隊の護衛に加え、更には敵地上部隊への砲撃、水陸両用作戦における火力支援など、広範な任務を割り当てられ、任務部隊の要と位置づけられるようになった。 そうした中、CA-134デモイン級の設計は日本海軍の巡洋艦群と交戦、これらを効率よく撃破可能な火力を備えた艦の必要性から計画された。というのも、太平洋戦争前期における幾多の戦闘の中で、合衆国海軍は自分達の有する巡洋艦が、夜戦において日本の高速巡洋艦を撃破するのがほぼ不可能であると悟ったからである。この問題への解答として合衆国海軍は日本海軍の巡洋艦をアウトレンジ可能な新型速射砲である、8インチ自動砲を搭載した新型重巡洋艦の建造に踏み切った。アメリカ合衆国が建造した最後の水上砲戦用重巡であると同時に唯一Mark16新型8インチ自動装填砲を装備したこのクラスは、水上戦闘を主眼として設計された第二次大戦型の巡洋艦デザインの最高峰と言えよう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デモイン級重巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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