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デンバー地震(デンバーじしん、〔)とはアメリカ合衆国コロラド州のデンバー市周辺で1962年から1967年まで地震が頻発した現象である〔。一か月に数十回から多いときで80回以上も地震が発生していたが、これらの地震はデンバー近郊のロッキーマウンテン兵器工場 (RMA) での廃液の地中注入によるものと解明された。地中注入による誘発地震の代表例のひとつであり最初の事例である〔Colorado Dept. of Natural Resources We Don't Have Earthquakes in Colorado, Do We? 2013年1月5日閲覧〕。 == 経緯 == === RMAの操業 === 第2次世界大戦の最中1942年に米国陸軍がデンバー北東10マイルの敷地80.59 km²にロッキーマウンテン兵器工場 (RMA) を竣工し化学兵器の生産を始めた〔Rocky Mountain Arsenal - Remediation Venture Office (RMA-RVO) A Brief History of Rocky Mountain Arsenal 〕。戦時中はRMAでは白リン弾、ナパーム弾、マスタードガスやサリン等の通常兵器および化学兵器の製造・貯蔵が行われた〔出典の無い:en:Rocky Mountain Arsenalより〕。 戦後はRMA内の施設の民間利用(リースプログラム)も許可され、Julius Hyman and Company (JHC) が1946年に殺虫剤の生産を開始した、1952年にはシェル石油がJHCを買収し操業を継続、RMAでは60年代にロケットエンジンの推進剤の製造も開始した。1982年には東西の緊張緩和また環境への懸念から民間部門を含むRMAにおける製造活動は停止した。その後貯蔵も中止され、現在の唯一の業務は地域の除染と自然回復である〔。 RMAが操業中には、廃液は当時容認されていた方法により処理されていたが〔訳者コメント、原文にはどういう処理であったのかは記述されていないが、環境への影響が確認された後廃液の隔離を始めたとあるので、それ以前は環境への放出であったと思われる。〕、1950年代なかばに汚染地下水による農作物への被害が確認された為、廃液は隔離する方針に変更され、地上の耐漏水処理を施した廃液保管池での貯蔵を始めた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デンバー地震」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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