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ト・アペイロン
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ト・アペイロン ( リダイレクト:アペイロン ) : ウィキペディア日本語版 | アペイロン Apeiron ἄπειρον アペイロンは、「ἀ- a-, "without" + πεῖραρ peirar, "end, limit"」からギリシア語で「限定されないもの」の意。アナクシマンドロスはアペイロンを諸物のアルケーであるとした。 アペイロンは、アナクシマンドロスが紀元前6世紀に提唱した宇宙論の中心的な概念である。アナクシマンドロスの著作はほとんど失われている。わずかに残った断片によれば、万物の根源(アルケー)は無際限無限定な量(すなわちアペイロン)であると彼は考えていた。アペイロンは成熟することも衰退することもなく、新鮮な物質を永遠に生み出し続けており、われわれが知覚対象とするすべてのものは、これらの物質に由来しているとされる。アペイロンについて詳細に述べた文章はないが、一般には(例えばアリストテレスやアウグスティヌスによって)ある種原初のカオスのようなものとして理解されてきた。熱冷や乾湿といった両極の性質を併せ持ち、事物の運動を統御して、世界に現れる多数の形態や差異のすべてを生じさせるとされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アペイロン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Apeiron (cosmology) 」があります。
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