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ドライ戦争 : ミニ英和和英辞書
ドライ戦争[せんそう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦争 : [せんそう]
  1. (n,vs) war 

ドライ戦争 ( リダイレクト:ドライビール ) : ウィキペディア日本語版
ドライビール[せんそう]
ドライビールは、アルコール度数を従来のビールより高め〔例として、それまでの主要銘柄であるキリンビール(当時。1988年に「キリンラガービール」に改名)は4.5%、アサヒスーパードライは5%である。〕、辛口(英語では"DRY")に仕上げたビールのことである。ビールにおけるスタイルのひとつ。最初のドライビールは1987年アサヒビールが発売した『アサヒスーパードライ』である。翌1988年に同業他社がドライビールを続々と発売したことで、ドライ戦争と呼ばれる熾烈な販売合戦・市場占有率争いが行われた。
== 概要 ==
ドライビールには明確な定義はなく、条件として原材料で麦芽を従来に比べ少なくしてコーンスターチなど副材料を高めに配合し、新開発した醸造法や酵母を用いてアルコール度数を高くしたり〔、味として「コク・キレ」や「辛口」が特徴になっている〔〔、などの要素が含まれたビールを指している。例として『アサヒスーパードライ』は原料に占める麦芽の割合を低くすることでアルコール度数を上げている。明確な定義がないことから上記以外の条件や要素を含むドライビールもあり、事例として1989年には麦芽比率を高めた商品も各種発売された(後述)。
公正取引委員会消費者庁が認定するビールに関する公正競争規約「ビールの表示に関する公正競争規約」にもドライビールに関する規定はない〔。
1988年はドライビールの宣伝・販売競争が激化していたことで、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などあらゆる媒体に「ドライ」の表現が使用された〔。これをマスコミは「ドライ戦争」と表現して盛んに用いたことなどにより、1988年の新語・流行語大賞流行語部門で「ドライ戦争」は銀賞を受賞した〔。
一部商品は日本国外でも展開しており、アサヒスーパードライは北米欧州アジアで現地生産・販売が行われている(詳細は「アサヒスーパードライ#日本国外展開」を参照)。
他のアルコール飲料、発泡酒第三のビールチューハイ日本酒でもドライの要素や表現を用いた商品が展開されている。発泡酒ではサントリー「MDゴールデンドライ」が、第三のビールではキリン「本格〈辛口麦〉」やサントリー「ジョッキ生 -爽快辛口-」やオリオン「スペシャルエックス」が、チューハイではサントリー「サントリーチューハイ〈ドライ〉」や宝酒造「タカラ 焼酎ハイボール ドライ 辛口チューハイ」などがドライタイプに分類されている。日本酒では大関ワンカップ大関DRY」や黄桜「黄桜生DRY」、白鶴酒造「ハクツルDRY」などが発売されていた。
ドライの表現はアルコール飲料以外の商品にも用いられ、ソフトドリンクでキリンビバレッジキリンレモンドライ」(1988年)、サントリーフーズペプシドライ」(2011年)を発売した。またファーストフードファーストキッチン「ドライバーガー」などの発売やカップ麺東洋水産マルちゃん金色のどらいカレーラーメン」(1988年)などの発売事例がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ドライビール」の詳細全文を読む




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