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ドライビールは、アルコール度数を従来のビールより高め〔例として、それまでの主要銘柄であるキリンビール(当時。1988年に「キリンラガービール」に改名)は4.5%、アサヒスーパードライは5%である。〕、辛口(英語では"DRY")に仕上げたビールのことである。ビールにおけるスタイルのひとつ。最初のドライビールは1987年にアサヒビールが発売した『アサヒスーパードライ』である。翌1988年に同業他社がドライビールを続々と発売したことで、ドライ戦争と呼ばれる熾烈な販売合戦・市場占有率争いが行われた。 == 概要 == ドライビールには明確な定義はなく、条件として原材料で麦芽を従来に比べ少なくして米やコーンスターチなど副材料を高めに配合し、新開発した醸造法や酵母を用いてアルコール度数を高くしたり〔、味として「コク・キレ」や「辛口」が特徴になっている〔〔、などの要素が含まれたビールを指している。例として『アサヒスーパードライ』は原料に占める麦芽の割合を低くすることでアルコール度数を上げている。明確な定義がないことから上記以外の条件や要素を含むドライビールもあり、事例として1989年には麦芽比率を高めた商品も各種発売された(後述)。 公正取引委員会と消費者庁が認定するビールに関する公正競争規約「ビールの表示に関する公正競争規約」にもドライビールに関する規定はない〔。 1988年はドライビールの宣伝・販売競争が激化していたことで、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などあらゆる媒体に「ドライ」の表現が使用された〔。これをマスコミは「ドライ戦争」と表現して盛んに用いたことなどにより、1988年の新語・流行語大賞流行語部門で「ドライ戦争」は銀賞を受賞した〔。 一部商品は日本国外でも展開しており、アサヒスーパードライは北米・欧州・アジアで現地生産・販売が行われている(詳細は「アサヒスーパードライ#日本国外展開」を参照)。 他のアルコール飲料、発泡酒・第三のビール・チューハイ・日本酒でもドライの要素や表現を用いた商品が展開されている。発泡酒ではサントリー「MDゴールデンドライ」が、第三のビールではキリン「本格〈辛口麦〉」やサントリー「ジョッキ生 -爽快辛口-」やオリオン「スペシャルエックス」が、チューハイではサントリー「サントリーチューハイ〈ドライ〉」や宝酒造「タカラ 焼酎ハイボール ドライ 辛口チューハイ」などがドライタイプに分類されている。日本酒では大関「ワンカップ大関DRY」や黄桜「黄桜生DRY」、白鶴酒造「ハクツルDRY」などが発売されていた。 ドライの表現はアルコール飲料以外の商品にも用いられ、ソフトドリンクでキリンビバレッジ「キリンレモンドライ」(1988年)、サントリーフーズ「ペプシドライ」(2011年)を発売した。またファーストフードでファーストキッチン「ドライバーガー」などの発売やカップ麺で東洋水産「マルちゃん金色のどらいカレーラーメン」(1988年)などの発売事例がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドライビール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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