|
也 生り 鳴り
ナリ()は、北欧神話に登場するロキとシギュンの子供。 「Nari」は「ぐずぐずするもの」を意味する。 『スノッリのエッダ』では「ナルヴィという別名がある」とされている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』248頁。〕が、『古エッダ』ではナルヴィの兄弟だとされている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』87頁。〕。 『ロキの口論』で、ロキはエーギルの広間での宴のさなかに自身がバルドルの復活を阻止したことを明らかにした〔『エッダ 古代北欧歌謡集』83頁。〕が、そののちロキを捕らえたアース神族は、ロキを大きな岩に縛り付ける為の拘束具とすべくナリを捕らえた〔。 『スノッリのエッダ』では、神々はナリの兄弟のヴァーリを狼に変身させてナリの体を引き裂かせ、腸を引きずり出した〔『エッダ 古代北欧歌謡集』274頁。〕。しかし、『古エッダ』の『ロキの口論』では、兄弟のナルヴィは狼に変身させられるが殺害に関与したとは書かれていない。ナリは神々に腸を抜き取られた〔。 ナリの腸は鉄となり、ラグナロクまでロキを拘束しているという〔。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|