翻訳と辞書 |
ニエロ
ニエロ(niello、黒金)は、硫黄、銅、銀、それに通常鉛から成る黒色合金。定まった比率はないが、銀4 : 銅2 : 鉛1 が一般的。 彫刻(エングレービング)を施した金属への象嵌(象眼)に用いられる。また、金属からカットされた美術作品の中に詰め込むのに使うこともできる。ニエロ装飾の起源は、古代エジプト人がはじめたと信じられ、中世にヨーロッパ中に広まった。 ==ルネサンス期のニエロ== 15世紀中期のフィレンツェの金細工師たちは、ビュラン(:en:burin)で金属を彫刻するという方法で、作品を装飾していたが、その後は、ビュランで作った窪みに、銀・鉛・硫黄から成る黒いエナメルを充たす方法を使い出した。そうして生まれた作品はニエロと呼ばれ、きわめて強いコントラストを持ち、その結果、より目立つものとなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニエロ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|