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ニコラス・トマス・ライト
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ニコラス・トマス・ライト : ウィキペディア日本語版 | ニコラス・トマス・ライト
N.T.ライト(N. T. Wright,1948年 - )はイギリスの聖書学者である。史的イエス第三の探求(The Third Quest of the Historical Jesus)、及びパウロ神学の再評価(New Perspective on Paul)等の研究で知られている。極めて多産な神学者、聖書学者であるが、主要作品群は、学術色の強い、現在も執筆が続けられているキリスト教の起源を巡る研究作品シリーズ(Christian Origins and the Question of God)、より広い読者層向けに書かれた三部作(Simply Christian、Surprised by Hope、Virtue Reborn)、また新約聖書の平易な注解書シリーズ(For Everyoneシリーズ)等である。 母国イギリスのみならず、アメリカ合衆国でもその名声はつとに知られており、英語圏では屈指の新約聖書学者である。なお、現在までイギリス国教会の第四位の高位であるダラムのビショップの任にあったが、2010年8月をもって退位、同年9月よりスコットランドのセント・アンドルーズ大学で教鞭をとる。〔N. T. Wright appointed to Chair at St Andrews 〕 == 経歴 == 1968年より1971年まで、オックスフォード大学のエクセター・カレッジで古典学を学び、一級優等学位(BA with First Class Honours)を取得、更に1973年に神学にて再び一級優等学位(BA with First Class Honours)を取得した。また、1975年には同大学ウィクリフ・ホールより修士号(MA)を授与され、1981年には同大学マートン・カレッジにて博士号(D Phi)を授与されている。1975年より、マートン・カレッジのジュニア・リサーチ・フェローとして研究者としてのキャリアをスタートした。ケンブリッジ大学、マギル大学、オックスフォード大学で教鞭をとった後、2003年よりイギリス国教会のダラムのビショップの地位にある。また、エルサレムのヘブライ大学、ハーバード大学、ローマのグレゴリアン大学の客員教授でもある。
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