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ニホンウナギ
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ニホンウナギ
ニホンウナギ(日本鰻、学名:''Anguilla japonica'')は、ウナギ科ウナギ属のウナギの一種。日本・朝鮮半島からベトナムまで東アジアに広く分布する。河川生活期は色が黄ばんで見える事が「黄ウナギ」、海洋生活期は銀色に見える事から「銀ウナギ」(銀化ウナギ)と呼ばれる事がある〔山内晧平、魚類の回遊と生殖機構に関する研究 日本水産学会誌 Vol.60 (1994) No.3 P311-316〕。 == 特徴 == 成魚は全長1 m、最大で1.3 mほどになる。細長い体形で、体の断面は円形である。眼は丸く、口は大きい。体表は粘膜に覆われぬるぬるしているが、皮下に小さな鱗を持つ〔 おさかな雑学研究会 『頭がよくなる おさかな雑学大事典』 p.130 幻冬舎文庫 2002年 ISBN 9784344402942〕。腹鰭はなく、背鰭、尾鰭、臀鰭が繋がって体の後半部に位置している。体色は背中側が黒く、腹側は白いが、野生個体には背中側が青緑色や灰褐色、腹側が黄色の個体もいる。また、産卵のため降海し成魚は背中側が黒色、腹側が銀白色になる婚姻色を生じ、胸鰭が大きくなる。 成魚が生息するのは川の中流から下流、河口、湖などだが、内湾にも生息している。細長い体を隠すことができる砂の中や岩の割れ目などを好み、日中はそこに潜んでじっとしている。夜行性で、夜になると餌を求めて活発に動き出し、甲殻類や水生昆虫、カエル、小魚などいろいろな小動物を捕食する。えらの他に皮膚でも呼吸できるため、体と周囲が濡れてさえいれば陸上でも生きられる。雨の日には生息域を抜け出て他の離れた水場へ移動することもあり、路上に出現して人々を驚かせることもある。濡れていれば切り立った絶壁でも体をくねらせて這い登るため、「うなぎのぼり」という比喩の語源となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニホンウナギ」の詳細全文を読む
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