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ネイピア・ノーマッド : ミニ英和和英辞書
ネイピア・ノーマッド[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ネイピア・ノーマッド ( リダイレクト:ネイピア ノーマッド ) : ウィキペディア日本語版
ネイピア ノーマッド[ちょうおん]

ノーマッド(''Nomad'' )とはイギリスネイピア・アンド・サン(以下ネイピア)が1950年前後に開発した航空機用水平対向12シリンダー液冷式2ストロークディーゼルエンジンである。
主任技師はE.E.チャッタートン(''E.E.Chatterton'' )。通常のレシプロ機関による出力に加え、ターボチャージャーターボコンパウンドと類似した仕組でタービンを介して排気のエネルギーを回生し、さらに排気流による推力を得られるような工夫が施されていた。ディーゼルエンジンにこのような機構を組み込むことにより低燃費と大出力(3,000hp以上)を同時に実現することに成功したが、試験に手間取っている内により扱いやすいジェットエンジンが普及し、量産・発展を見ることなく終わった。
== 開発経緯 ==
1945年、イギリス空軍省は長距離大型機向けに6,000 hp級の低燃費エンジン開発の諮問を行った。ネイピアはこれに答え、一種のターボプロップ機構を複合した2ストローク・ディーゼルエンジン案を空軍省に提出した。低燃費を実現するために2ストローク・ディーゼルエンジンとし、さらにこれに当時カーチス・ライトが実用化したターボコンパウンド(R-3350に実装)と類似のエネルギー回生機構を設けて大出力を狙ったのである。
またネイピアでは以前に2ストローク・ディーゼルエンジンのユンカースユモ204ライセンスを取得し、カルヴァリン(Culverin)として開発した経緯があった。しかし1939年の第二次世界大戦の勃発により、スリーブバルブを採用した同社の大出力エンジンであるセイバーの開発・生産が優先され、カルヴァリンの開発とそれを2列並べてセイバーと同じH型エンジンとした発展型の研究は休止されてしまった。ノーマッドのコアであるディーゼル機関部はこのカルヴァリンと同様の水平対向型12シリンダーを持つものであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネイピア ノーマッド」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Napier Nomad 」があります。




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