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ノカルディア属(-ぞく、''Nocardia''、ノカルジア属)は放線菌に分類される真正細菌の一属。計85種。病原性を示さない種もあるが、ノカルディア症の原因となる種もある。ノカルディアは世界中の有機物に富む土壌中に認められる。さらにノカルディアは健康な歯肉と歯周ポケットの口腔微生物叢にも見られる。ほとんどのノカルディアの感染はその細菌の吸入か外傷からの侵入によって起こる。現在、103種が登録されている(2015年4月28日現在)〔List of Prokaryotic names with Standing in Nomenclature 〕。 == 培養と染色法 == ノカルディアのコロニーは、見た目はさまざまだが、ほとんどの種は解剖顕微鏡で見ると、栄養が制限された培地で培養された場合は特に、気菌糸を持つように見える。ノカルディアは非選択性培地でゆっくり増殖する偏性好気性菌であり、幅広い温度条件で生育することができる。いくつかの種は部分的に抗酸性(染色過程の間に薄い硫酸か塩酸が使用されるべきことを意味する)であり、それは細胞壁に中程度の長さのミコール酸を含むからである。過半数の株は重要な病原性因子であるコードファクター (トレハロース6,6'-ジミコレート)を持つ。 ノカルディアはカタラーゼ陽性で、ほとんどの一般的に使われる培地で容易に増殖し、3-5日で目で見える大きさのコロニーになる。しかし、もっと長い培養期間(2、3週間)が必要なこともある。 この属に含まれる種のうち、10種はヒトから単離された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノカルディア属」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nocardia 」があります。 スポンサード リンク
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