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ハエモドルム科 : ウィキペディア日本語版
ハエモドルム科[はえもどるむか]

ハエモドルム科 (Haemodoraceae) は、単子葉植物の1つで、およそ14116の多年生草本で構成される

主に南半球で見られる科で、南アフリカオーストラリアニューギニア旧熱帯と、アメリカ合衆国南西部から熱帯アメリカ新熱帯に分布している。大きな球根地下茎を持った多年草で、は混生で、線形または剱状である。美しいを咲かせる種が少なくなく、世界的には観賞用に栽培されているが、寒さに弱いため、日本ではあまり普及していない。最も知名度が高いのはやのカンガルー・ポーと呼ばれる植物。科名は模式属であるハエモドルム属から来ているが、この属名は「血の贈り物」を意味し、アボリジニが赤い地下茎を食用したことに由来する。
== 分類 ==
APG I以来現在のAPGIIIまでツユクサ目の科として存続している。かつてはユリ科に近い科として設けられ、現在とは異なる属が多く入れられていた。
ハエモドルム科の特徴は鞘のある2列互生の革質の葉で、大きく肉質でしばしば剣形になり、全縁で平行脈を持つ。
花序は集散花序、総状花序または穂状花序で、頂芽につく。花は毛が密生し、両性花で、送粉は主に昆虫によるが、鳥や小型哺乳類も関わる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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