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ハクリヨウ : ウィキペディア日本語版
ハクリヨウ

ハクリヨウ(発音はハクリョウ)は日本競走馬1953年菊花賞1954年天皇賞(春)の優勝馬。 1954年に創設された啓衆社賞表彰において、初代の中央競馬年度代表馬最良5歳以上牡馬に選出された。種牡馬としても成功を収め、2頭の八大競走優勝馬を含む11頭の重賞勝利馬を輩出している。全兄に1952年の毎日王冠勝利馬ニユーモアナ、全姉に福島記念勝利馬で、顕彰馬メイヂヒカリの母となったシラハタがいる。
馬齢は2000年以前に使用された旧表記(数え年)で統一して記述する。
== 出生 ==
1950年、母・第四バツカナムビユーチーが北海道ヤシマ牧場から預託されていた、青森県盛田牧場で生まれる。幼名はヤシマビューティー。父プリメロは当時の名種牡馬の1頭。母は小岩井農場の基礎輸入牝馬ビューチフルドリーマーの流れを汲み、その父はリーディングサイアーダイオライトという良血馬であった。出生当時にはすでに全姉シラハタが活躍を見せており、本馬もまた最高級の血統馬として早くから注目を集めた〔『日本の名馬』pp.156-158〕。同郷の同期馬6頭の中には、後に強力なライバルとなるボストニアン(幼名ヤシマテーマ)とトキツ(同ヤシマパプース)もいた〔『日本の名馬』p.156〕。
後に西博が購買。競走年齢の3歳に達し、競走名ハクリョウと改名されて東京競馬場尾形藤吉厩舎に入った。馬名はの演目『羽衣』に登場する漁師・伯竜に由来する〔『懐かしき名馬たち』p.34〕。その馬格は非常に雄大なものであり、測尺値にして体高(キ甲=首と背の境から足元まで)172cm〔『日本の名馬』p.158〕・胸囲194cm〔今井 p.53〕という、当時としては規格外の大型馬であった〔当時より馬の体格が大きく向上した1997年時点の統計で、牡馬の平均体高は161cm、胸囲は180cmである。(『馬の医学書 - Equine Veterinary Medicine 』〈チクサン出版社、1997年〉p.34)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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