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バアル
バアル(: ba‘alu、ウガリット語: )は、カナン地域を中心に各所で崇められた嵐と慈雨の神。その名はセム語で「主」を意味する〔パルミラの遺跡 (1988)、49頁〕。バールや、バビロニア式発音のベール〔、およびベルとも表記される。'')は、カナン地域を中心に各所で崇められた嵐と慈雨の神。その名はセム語で「主」を意味する〔パルミラの遺跡 (1988)、49頁〕。バールや、バビロニア式発音のベール〔、およびベルとも表記される。 == 歴史 ==
もともとはハッドゥまたはハダドという名で、アッカドの雷神アダドの前身でもある。この名は恐らく雷鳴の擬音と考えられる。しかしハッドゥが主神、すなわちバアルと呼ばれ崇められているうちに、その呼称が固有名詞化し、後にはもっぱらバアルと呼ばれるようになった。 本来、カナン人の高位の神だったが、その信仰は周辺に広まり、旧約聖書の列王記下などにもその名がある。また、ヒクソスによるエジプト第15王朝・エジプト第16王朝ではエジプト神話にも取り入れられ同じ嵐の神のセトと同一視された。フェニキアやその植民地カルタゴの最高神バアル・ハンモンをモレクと結びつける説もある。さらにギリシアでもバアル()の名で崇められた。足を前後に開き右手を挙げている独特のポーズで表されることが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バアル」の詳細全文を読む
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