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バコロド市(Bacolod、イロンゴ語: Ciudad ti Bacolod、フィリピン語: Lungsod ng Bacolod)は、フィリピン中部ヴィサヤ諸島のネグロス島北部にある島内最大の都市。ネグロス・オクシデンタル州の州都で、海を挟んでギマラス島やパナイ島と向かい合っている。 1770年に建設され、1938年に市となった。一級市に指定されており、市内のバランガイの数は61。面積は161.45平方km。人口は429,076人(2000年調査)とフィリピン中部でも有数の大都市で、人口密度は1平方kmあたり2,657人。 == 市の概要 == バコロドは大きな港湾都市で、対岸のイロイロ市とは毎日フェリー便がある。船だとバコロドは首都マニラまで20時間、中部・南部の中心都市セブ市まで7時間。空港は、市街地から20km離れたシライ市のバコロド=シライ国際空港(2008年開港)で、マニラからは45分、セブ市からは30分で着く。バコロド港は、フィリピンで最も砂糖生産の盛んなネグロス・オクシデンタル州の玄関口であり、ネグロス島各地への陸上交通が発達している。 バコロドは平野部にあり、地形は海に向かって緩やかに傾斜しており、郊外ほど傾斜は急になっている。バコロドの中心広場シティ・パブリック・プラザは海から10mの高さにある。 国道沿いには、サトウキビのプランテーションが続く、ネグロス島の平野部に典型的な風景が広がっている。またココナツやコメも栽培されている。家禽の育成、漁業、陶器生産も行われている。砂糖の集散地・輸出港として栄えたほか、現在では英語を生かしたコールセンターも盛んに設置されている。 「微笑みの街(City of Smiles)」の異名どおり街の気風は親しみやすい。市制施行記念日の10月19日に行われるマスカラ・フェスティバル(MassKara Festival)が盛んであるが、これは砂糖の市場価格が下落しバコロドとネグロス島に飢餓と貧困が襲った1980年から開催されているもので、陰鬱な雰囲気を払拭し「微笑みの街」を取り戻すために始まった祭典である。「マス」は「多数の人々」を、「カラ」はスペイン語の「顔 cara」を意味する語で、「多くの人の微笑み」を意味する造語であった。毎年ダンスパレードや美人コンテスト、物産展、スポーツ大会やコンサートが開催される。 収容人員15,500人のパナアド・スタジアム(Panaad Stadium)はパナアド公園に位置し、ユーカリの木に囲まれた陸上競技場・水泳場であり、多くの国際・国内スポーツ大会が開かれる。パナアド公園は4月末から5月はじめまで毎年開かれる「パナアド・サ・ネグロス Panaad sa Negros」の祭典の会場でもある。公園には小さな森林公園があり、ネグロス人の生活、文化、交易史、観光、料理を紹介する場ともなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バコロド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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