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『バンク・ジョブ』(原題:''The Bank Job'')は、2008年公開のイギリス映画。1971年にロンドンで実際に起こった銀行強盗事件(Baker Street robbery)(「ウォーキートーキー強盗」ともいう)をモデルにしている。 == ストーリー == テリーは裏社会に身を置いていたが、妻子3人のために足を洗い、中古車店を経営していた。そこに旧知のモデル、マルティーヌが銀行の地下貸金庫を襲おうという話をもってきた。貸金庫には隠し資産などの人に知られてはならない物ばかりなので被害届も出しにくいという。 1971年9月のある日曜日、ロンドンのベイカー・ストリート185番地のロイズ銀行に強盗団が押し入る。銀行の隣の隣の店を買い取ってそこから15メートルほどのトンネルを掘ることにして寄せ集めの小悪党集団で7人が集まる。途中、中世の疫病で死んだ人々の墓があり、作業は飛躍的に進む。無線(ウォーキートーキー)を使って連絡しているのを穴堀作業の途中に傍受されてしまう。貸金庫に入って王女のスキャンダル写真を見つけた時に、パトカーが銀行にやってくる。金庫の前まで警官が来るが、タイマー錠で開けられないという。しかも、屋上からトーキーを落してしまい、慌ててブツを持って逃げることにする。逃亡車はマルティーヌの知らぬ間に別の車を用意してあった。出てきた物はお金だけではなく、大臣をはじめとする有名人たちのスキャンダラスな写真だった。マーガレット王女 の写真が出たので問いつめると、マルティーヌは情報機関MI5のティムに頼まれたことを告白する。実は3週間前にマルティーヌは麻薬密輸で逮捕されていた。しかし、銀行強盗を実行すれば、無罪にするとティムが持ちかけてきたのだった。マイケルX(Michael X)が撮ったスキャンダル写真があり、政府をゆすり、逮捕を免れていたのだった。 数百万ポンドの現金と宝石類を強奪した。事件は連日大々的に報道される。これを知ったポルノ業者ヴォーゲルはウェストエンドの警官への賄賂が記録してある裏台帳が盗まれたといい、警察も慌て始める。テリーが接触してきてパスポートを用意しないと少しずつ写真を公開すると脅す。無線の録音がテレビで流され、子どもたちもパパがテレビに出ていると騒ぐ。実行犯たちは筋金入りのプロの刺客に狙われるようになる。徐々に犯人たちは追いつめられ、強奪した「秘密」を巡る、命を懸けた駆け引きが繰り広げられる。ところが、新聞は報道を全く止める。政府が歴史上数回しか発したことのない「D通告・国防機密報道禁止令」(D-Notice)を出したのだ。 パディントン駅で王室の責任者・マウントバッテン卿に王女の写真を渡す。テリーたちが逮捕されそうになった時に汚職にかかわっていないロイ・ギブンが警官の方を逮捕する。マイケルXの隠れ家は警察によって燃やされ、証拠は何もなくなる。テリーの妻に問いつめられたマルティーヌは去っていく。 警察は大粛正され、マイケルXもゲイル殺害の罪で絞首刑となり、ヴォーゲルも服役。被害者の多くが被害内容の申告を拒否したという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バンク・ジョブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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