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バンフォード・スティーブンス反応 : ミニ英和和英辞書
バンフォード・スティーブンス反応[ばんふぉーど すてぃーぶんすはんのう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はん, たん]
  1. (n,vs,n-pref) anti- 2. opposite 3. antithesis 4. antagonism 
反応 : [はんのう]
  1. (n,vs) reaction 2. response 

バンフォード・スティーブンス反応 : ウィキペディア日本語版
バンフォード・スティーブンス反応[ばんふぉーど すてぃーぶんすはんのう]
バンフォード・スティーブンス反応(バンフォード・スティーブンスはんのう、Bamford-Stevens Reaction)とは、有機化学における人名反応のひとつで、ケトンから誘導されるトシルヒドラゾンに塩基を作用させてアルケンを得る反応のこと。1952年に W. R. Bamford と T. S. Stevens により最初の報告がなされた〔Bamford, W. R.; Stevens, T. S. ''J. Chem. Soc.'' 1952, 4735-4740. DOI: 10.1039/JR9520004735 〕〔総説: Shapiro, R. H. ''Organic Reactions'' 1976, ''23'', 405–507.〕。
非プロトン性の溶媒中ではシス体のアルケンが優勢に得られ、プロトン性の溶媒中ではシス体とトランス体の混合物が得られる。
同じ基質に対し塩基としてアルキルリチウムを作用させてアルケニルリチウムを発生させる手法はシャピロ反応と呼ばれ、N,C-ジアニオンが鍵中間体となっているなど機構がやや異なる〔Adlington, R. M.; Barrett, A. G. M. ''Acc. Chem. Res.'' 1983, ''16'', 55–59. DOI: 10.1021/ar00086a004 〕。
== 反応機構 ==
塩基により発生した N-アニオンからスルフィナートアニオンが脱離し、ジアゾ中間体 3 が発生する。
プロトン性溶媒中では、ジアゾ中間体 3アジ化物 4 を経てカルベニウムカチオン 5 に代わり、脱離によりアルケン 8a となる。
非プロトン性溶媒中では、3 は分解してカルベン 7 となり、水素の1,2-転位を経てアルケン 8b となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バンフォード・スティーブンス反応」の詳細全文を読む




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