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バーソロミュー・ロバーツ : ミニ英和和英辞書
バーソロミュー・ロバーツ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

バーソロミュー・ロバーツ : ウィキペディア日本語版
バーソロミュー・ロバーツ[ちょうおん]

バーソロミュー・ロバーツBartholomew Roberts, 1682年 - 1722年2月10日)は、ウェールズ生まれの海賊
その生涯において合計400隻・5千万ポンドに及ぶ船舶を略奪したと言われ、18世紀前半までの「大航海時代」最後にして最大の海賊とされる。ブラック・バート(Black Bart)の異名で知られる。
==略歴==
バーソロミューは1682年、南ウェールズ生まれとされるが前半生はよく分かっていない。
1719年6月、三等航海士として乗り組んでいたイギリス奴隷船「プリンス」号が西アフリカ沖で同じウェールズ出身の海賊(?‐1719年)に捕獲されたとき、バーソロミューは手下に加わることを申し出た。彼が海賊を志した理由は、奴隷船船長との確執のためとも好奇心からとも言われている。
バーソロミューがデイヴィスの手下となって2か月ほど後、当時ポルトガル領であったプリンシペ(Principe、現サントメ・プリンシペ)攻撃の際、計略敗れたデイヴィスが駐留軍との戦闘で戦死した。残った乗組員は仲間となって間も無く有能さを見せていたロバーツを新たな船長として擁立、早速プリンシペを略奪した。
当時の殖民都市は要塞などで武装されており手練れの海賊でも容易には略奪できなかったが、バーソロミューはそれを最初の活動として成功させ、自身の伝説の幕を開けた。
バーソロミューの活動については細かなことはあまり伝わっていない。ブラジル沖やギニア沿岸で主にポルトガル船を襲いカリブ海にも姿を現した形跡があるが、その内容は「大砲42門搭載のフランス軍艦1隻を含む16隻を4日間で捕獲した」とか「1隻のスループ船(小型快速帆船)で20隻以上を捕獲した」など、伝説と呼ばざるを得ない話ばかりである。
一説には、バーソロミューは「The House of Lords(イギリス上院の意味。貴族を気取っていた?)」と称する大小20隻に及ぶ大海賊船団を率いており、大西洋横断航路を一時的に麻痺させたとも言われている。
ともかくも、各国の航路警備が厳しくなり海賊も次々と姿を消す中で3年もの間、広く大西洋からカリブ海にかけて暴れ回り、海運各国を大いに悩ませたのは事実である。
しかし、ひとり気を吐いていたバーソロミューにもついに最期のときが訪れる。
1722年2月10日、艦長のイギリス軍艦HMSスワロー」(Swallow、大砲50門搭載)はギニア湾の(現ガボン)沖でバーソロミューの船「ロイヤル・フォーチュン」(Royal Fortune)を発見した。オウグルはそれがバーソロミューの船だと知ると一計を案じフランス国旗を掲げて商船を装いつつ接近したが、バーソロミューの手下で元イギリス海軍兵の男が相手をイギリス軍艦であると見抜いてしまう。しかし海賊たちは前夜から強奪したに酔っている者が大部分で、逃走を図るももたつく間にスワローに射程内への接近を許してしまった。
やむなく砲撃戦を開始したバーソロミューだが、何度目かの砲撃の応酬が止んだとき海賊たちが目にしたものは砲台のそばに血まみれで横たわる彼の姿であった。スワローが発射したブドウ弾(乗員殺傷用の拡散式砲弾)が喉を貫通しており、ほぼ即死であったという。激しい戦いが続く中、海賊たちは彼の遺言通り、バーソロミューの遺体に重しを付けて海へと投げ込んだ。海賊たちはその後も抵抗を続けたが、カリスマ的船長亡き後では捕縛されるのも時間の問題であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バーソロミュー・ロバーツ」の詳細全文を読む




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