|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
バーチャル・プライベート・サーバ(仮想専用サーバ、英語:virtual private server、略称:VPS)とは、一台の物理的なサーバコンピュータ上で仮想的なサーバコンピュータを何台も起動する技術(仮想機械; Virtual Machine)によってつくられた仮想的なサーバコンピュータである。 VPSは、ホスティングサーバ(レンタルサーバ)事業者のサービスの一つとしても提供されている。これらのサービスは、上記の技術を用いることで、管理者権限が付与される自由度の高い専用サーバを、従来的な専用サーバよりも大幅に安い価格で契約者に提供することを可能にしている。VPS(仮想専用サーバ)は、物理的なサーバを一台占有する「専用サーバ」に比べて処理能力は劣るものの、構成の自由度は専用サーバとほぼ変わらない。 == 概要 == VPSとは、個々のユーザーに仮想機械内において管理者権限 (root) を付与し、共用サーバにおいて専用サーバのような環境を実装するものである。これによって管理者権限を必要とするソフトウェアのインストール等が可能になる。 また、サーバのリソースを個々のユーザーに配分し、1ユーザーが使用できるサーバのリソースの上限を設定する事が一般的である。 VDS:Virtual Dedicated Server(バーチャル・デディケーティッド・サーバ)という語があるが、これもVPSとほぼ同義である。国内ではVPSの呼称が一般に使用されているが、英語圏では「専用サーバ」は"Dedicated Server"と記載するため、海外ではこの名称も一般的に使用されている。 VPSを起動させるOSとしては Linux が多用されており、XenもしくはKVMを使ったものが主流となっている。その他にもOpenVZベースのSWsoftのVirtuozzoが使われている。 海外では、NTTコミュニケーションズの子会社であるVERIO(NTT/VERIOブランド)のVPSサービスが有名である。FreeBSDベースであるが、FreeBSDのjail機構にはリソース管理機能が無いために、それを独自に追加して使っている〔Jail + リソース制限機能、FreeBSD 8で登場か - BSDCan2008 〕。 VERIOのVPSサービスも今までのFreeBSDに加えてLinuxがサポートされている。その他、SolarisVPSも存在している。 国産のVPSとしては、2005年にNTTPCコミュニケーションズWebARENAによってLinux(Fedora Core 3)ベースのVPSが開発されたのを皮切りに、rsaServによって、FreeBSDに実装されているjail機構をベースに開発されたVPSがあるが、いずれもプログラムの配布/公開はされていない。なおrsaServは2006年に事業を停止した。 この他に、日本国内ではFreeBSDおよびRed Hat Linuxを用いたVPSをGMOホスティング&セキュリティ株式会社の「RapidSite」ブランドや株式会社ウエブジャパン 、株式会社ヒューメイア 株式会社インフォアクティー 、NTTぷらら がサービスしている。 株式会社クララオンラインや使えるねっと株式会社 ,株式会社Joe'sウェブホスティング , 株式会社トーマスオブアメリカ ,株式会社ライブドア がLinux(Virtuozzo)を用いたVPSサービスを、それぞれ展開している。 2011年4月には、株式会社Joe'sウェブホスティング が、LXC(Linux Container)を利用したVPSの提供を開始している。 また、クラウドの普及とともに海外で低価格のVPSサービスがでてきており、日本でもさくらインターネット、DTIなどの事業者が月額1,000円を切った低価格のVPSサービスを始めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーチャル・プライベート・サーバ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|