翻訳と辞書
Words near each other
・ バーナム・クース・スティックネー
・ バーナム・ブラウン
・ バーナム効果
・ バーナム暗号
・ バーナリ
・ バーナル滝
・ バーナンキ
・ バーナンキ議長
・ バーナ・ディアス
・ バーナー
バーナースラ
・ バーナーズ
・ バーナーズ・リー
・ バーナーズ男爵
・ バーナーズ=リー
・ バーナーディアナ (小惑星)
・ バーナーディニ
・ バーナーディーニ
・ バーナード
・ バーナード (銀河鉄道物語)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

バーナースラ : ミニ英和和英辞書
バーナースラ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

バーナースラ : ウィキペディア日本語版
バーナースラ[ちょうおん]

バーナースラबाणासुर Bānāsura)またはバーナबाण Bāna)はインド神話(ヒンドゥー神話)に登場する千本の腕を持つアスラ神族にしてダイティヤ族である。父はかの偉大なアスラ王マハーバリ、母はダイティヤ族の守護女神であるコータヴィーである。トリプラという別名も持つ〔これはバーナースラがシヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーの3つの町からお布施を受けたことから由来する。このためマヤースラが建設したトリプラの説話はバーナースラとは関係ない。なお「トリプラ」とはどちらも「3つの町」という意味である。〕。バーナースラはマハーバリの100人の王子の中では最強と言われたという〔菅沼晃編「インド神話伝説辞典」東京堂出版、1985、pp26.より。〕。
==概要==

バーナースラはKandalaと結婚しやがて娘ウーシャー(Usha,Usā)をもうけた。バーナースラははシヴァ神の熱烈な信仰者でシヴァ神と親友になりかつ加護を受けた。時は流れ、ウーシャーが成長するとやがてバーナースラの親友であるシヴァ神と妻パールヴァティーが愛し合ってるシーンを見た。このシーンにあこがれたウーシャーはパールヴァティーにこのことを打ち明けた。パールヴァティーは「3日以内に若くて美しい王子があなたの前に現れるだろう」とウーシャーに告げた。そこでウーシャーは美しい服を着てその時を待った。3日目に美しい王子が夢の中に出てきた。ウーシャーは目覚めるや否ら大声を上げて大臣の娘である友人チトラレーカーが駆け寄った。ウーシャーはチトラレーカーにいきさつを話すとチトラレーカーは「それならば私の呪文(マントラ)の力でここに王子を呼び寄せます」とウーシャーに約束した。さらにチトラレーカーは自分の知ってる王子の似顔絵を描き、ウーシャーに渡した。もちろんウーシャーはチトラレーカーが描いたアニルッダの似顔絵をすぐに見つけて、似顔絵を抱きしめたまま寝たという。次の夜チトラレーカーはさっそく呪文の力でアニルッダをウーシャーの部屋に召喚した。だがしかし、その王子とはかのアスラ族の宿敵ヴィシュヌの化身クリシュナの孫であるアニルッダ王子。親バーナースラはこのことを嗅ぎ付けウーシャーの部屋に入るやいなや宿敵の一族の王子アニルッダをすぐさま捕え、監禁した。
アニルッダ王子がいなくなったことでドヴァーラカー(Dvārakā)の町は大騒ぎとなった。この危機打開のためにクリシュナ、バララーマ(Balarama)、プラディユムナ(Pradyumna)がアニルッダ救出のためにバーナ城へ向かう。これに対しバーナースラは親友であるシヴァと援軍としてかけつけたスカンダともにクリシュナらを迎え撃った。バーナースラは援軍むなしくクリシュナによってシヴァは倒され、シヴァの息子軍神スカンダは傷つき、バーナースラは千本の腕をクリシュナの武器チャクラムによって切り落とされそうになった。この時シヴァの懇願でバーナスラの落命は免れたが、和睦の代償としてバーナースラの腕は4本を残した上で、クリシュナによって残りの腕すべてを切り落とされて戦いの幕は閉じた。バーナ城の旗印も破られ城も落とされた。その講和条件とは「クリシュナの化身たるヴィシュヌの方がシヴァよりも上だと自ら認める事」であった。シヴァはこの条件をやむなく飲んだのである〔なお、「バーガヴァタ・プラーナ」10.60-3ではバーナスラは殺される。〕。アニルッダはその後ウーシャーと結婚してからドヴァーラカーに帰りヴァジュラ王子をもうけた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バーナースラ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.