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『パイドロス』(、)は、プラトンの中期対話篇の1つであり、そこに登場する人物の名称。副題は「美について」〔『ヒッピアス (大)』と同じ。〕〔他には、「恋について」(『饗宴』と同じ)、「魂について」(『パイドン』に近似)等、異なる副題が当てられることもある。〕。 == 概要 == 本作は、その甘美で爽快感のある情景や描写により、時期的にやや先行する同じ中期の作品『饗宴』『パイドン』と並び称される。また、プラトンの思想の中核をなす諸概念が多彩に盛り込まれつつ、うまくまとめられ、それまでの初期・中期の著作の総括的な内容になっていることもあり、同時期に書かれた『国家』とも併せてよく言及される。 また、弁論術が主要な題材となっていることもあり、初期の作品である『ゴルギアス』との関連・対比についても、度々言及される。 なお、この対話の最後尾には、「書き言葉」批判と「話し言葉」称揚の内容が含まれているが、この部分は西洋の「話し言葉中心主義」の象徴として、言語を巡る思想的コミュニケーションにおいて、好んで言及される(参照:パロールとエクリチュール、脱構築)。(なお、プラトンは、「書き言葉」「話し言葉」を問わず、「言葉」(あるいは「物体」)という脆弱なものに依拠・満足し、真実在(イデア)そのものへと向かわないことや、「濃密・綿密なやり取りを通しての「知」の受け渡し(飛び火)」であるべき哲学(愛知)の営みが、ないがしろにされることに対する批判を、『第七書簡』で述べており、本篇の記述も、哲学者(愛知者)と関連付けて述べられている以上、「書き言葉」批判と「話し言葉」称揚といった近視眼的な解釈よりは、そうした「言葉」そのものへの依存に対する批判と理解した方が、より整合的な解釈となる。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パイドロス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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