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パスティ
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パスティ
パスティ(、、西コーンウォール方言: tiddy/teddy oggy/oggin〔Recipe for Tiddy Oggy from ITV 22 October 2007 http://www.itv.com/Lifestyle/BritainsBestDish/Weeksix/Friday/Somersettiddyoggy/〕〔Discussion of Tiddy Oggy word derivation from cornishpasties.org http://www.cornishpasties.org.uk/tiddyoggy.htm〕)は、イギリスのコーンウォールに関連する具入りのペイストリーである。別名にコーニッシュ・パイがある。パスティはパイとは異なり、通常丸い平面のペイストリーに具を置いて、折り曲げて包み、縁に折り目をつけ閉じる。この結果、半円形になる。伝統的なコーニッシュ・パスティは牛肉、薄切りジャガイモ、ルタバガ(''Swedish turnip''「スウェーデンのカブ」とも呼ばれる)、およびタマネギを具とし、焼いて作る。様々なフィリングのパスティが販売され、全種類のパスティを販売する店もある。 == 歴史 == パスティの発祥は大部分が不明であるが、現在の形はコーンウォールが元祖であるとの説が一般的である。コーンウォールのスズ鉱員が食事に戻ることができないことから、坑内に持ち込むためのランチ(コーンウォール語の「crust」または「crib」)として最初に作られたといわれている。この説では、全身泥(スズに付随するヒ素をが含まれる)まみれのため、包んだ皮を手に取り、その部分以外の触れずに汚れていない部分を食べたという。汚れて食べられない皮の部分は坑内に捨てられ、鉱山作業者を危険に導くこともある気まぐれな精霊、ノッカーの空腹を満たしたと考えられた〔。関連する説で、漁師がパスティを海に持って行くことは不運だと言われている。パスティは農民や労働者に、特に同じような鉱業地域であるイギリス北東部で一般的に食されていた。 デヴォンの研究者は、16世紀の文書にパスティの記述を発見し、パスティがデヴォン発祥と論じたが、コーンウォールのパスティの元祖は数世紀前にさかのぼるとの証拠を主張するコーンウォールの歴史研究者に反駁された。現存するコーニッシュ・パスティの最古のレシピは1746年のものであり、コーンウォール、トゥルロのコーンウォール公文書保存館に保管されている。イギリス以外では、パスティは一般に移民してきたコーンウォール鉱員により新たな地域に広まり、パスティがコーンウォール発祥であるとの主張を強めている。 中の具を包む厚い皮のため、パスティは8~10時間温度を保ち、携帯されることで鉱員の防寒に役立った。元鉱山町のベイカリーは今なお、注文された具をパスティに詰めた後に、その客の頭文字をペイストリーで貼り付けて焼き上げている。この習慣は、鉱員がパスティの一部を朝食で食べて、残りを昼食で食べるときに自分のパスティを見つけるために始まった。食事時間までパスティを暖める大きなオーブンがある炭坑もあった。良いパスティは、縦坑に落としても壊れない堅さを持つと言われている〔Hall, Stephen (2001) ''The Cornish Pasty''. Agre Books, Nettlecombe, UK, 2001 ISBN 0-9538000-4-0〕。アメリカ合衆国モンタナ州、ビュートの鉱員は、パスティは「我が家からの手紙と同じぐらい嬉しいものだ」と語っている〔from personal accounts of Ellison Opie, resident of Butte, a copper and silver mining town where many Cornish miners migrated to during the late 1800s and early 1900s.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パスティ」の詳細全文を読む
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