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パンドリナ
パンドリナ ''Pandorina'' は、細胞群体を作る鞭毛藻類。細胞が互いに密接にくっついているのが特徴である。 == 特徴 == 群体性の鞭毛藻類〔以下、記載は水野・高橋編著(1991),p.478〕。個々の細胞はクラミドモナスに似たもので、2本の等長鞭毛を持つ。細胞は、通常は互いに密接に配置し、押し合ってやや角張った形になっている〔志賀の理科教材・編集(2005)p.45〕。細胞集団の全体として球形から楕円形になり、ゼラチン質に包まれる。細胞は全て同形で生殖細胞などの分化はない。ただし群体の進行方向による前後の差が見られ、細胞にある眼点の大きさは前方の細胞ほど大きいとも。細胞群体を構成する細胞数は16、32、時に8個。鞭毛を外側に向けて放射状に出し、泳ぎ回る。 大きさは群体・個体共にその差が著しく大きい。 ''P. morum'' では細胞で8-17μm、群体で20-200μm程である〔岡田他(1988),p.25〕。 和名としてはカタマリヒゲマワリ、クワノミモがある。前者は ''P. morum'' の和名としても使われたことがある〔岡田他(1988),p.25〕。後者はその形がクワの実に似ることによる〔野崎(1997),p.218〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パンドリナ」の詳細全文を読む
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