|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
ヒノキチオール()は、シダーやヒバに含まれる不飽和七員環化合物(単環式モノテルペン)で、芳香族化合物の一つ。化学式はC10H12O2で、IUPAC命名法では2-ヒドロキシ-4-イソプロピルシクロヘプタ-2,4,6-トリエン-1-オン。CAS登録番号は。初めて発見された7員環化合物である。 1936年に台北帝国大学(現在の国立台湾大学)教授の野副鉄男によりタイワンヒノキから発見・命名された(日本のヒノキにはわずかに含まれることが後に判明している)。その後、ベイスギ(''Thuja plicata'')の心材から発見されたβ-ツヤプリシン(β-thujaplicin)と同一であることが判明した(αおよびγ-ツヤプリシンは異性体)。 ヒノキ科に特有の、トロポロン(2-hydroxycyclohepta-2,4,6-trien-1-one)誘導体の一つである。 ==性質== 樹木香のある無色ないし淡黄色の結晶。沸点は1.33pa下で140、融点は48–52.5。アルコールに可溶だが、水には微溶。 製法としてはヒバ油から分離する方法と、ジシクロペンタジエンから合成する方法が採られる。香料としては歯磨剤やヘアトニックなどに用いられる。低毒性であるものの広い抗菌スペクトルを有し、抗菌剤としても有効である。クラミジア・トラコマチスに対する抗菌活性や、血漿のアラキドン酸12-リポオキシゲナーゼを選択的に阻害することが報告されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒノキチオール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hinokitiol 」があります。 スポンサード リンク
|