翻訳と辞書
Words near each other
・ フィゲイレンセ
・ フィゲイレンセFC
・ フィゲラス
・ フィゲレンセ
・ フィゲレンセFC
・ フィゲロア
・ フィゲーラス
・ フィコエリトリン
・ フィコエリトロビリン:フェレドキシンオキシドレダクターゼ
・ フィコエリトロビリンシンターゼ
フィコシアニン
・ フィコシアノビリン:フェレドキシンオキシドレダクターゼ
・ フィコシアン
・ フィコビリソーム
・ フィコビリン
・ フィコプラスト
・ フィシオログス
・ フィシオロゴス
・ フィシャーノ
・ フィシュアリング


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

フィコシアニン : ミニ英和和英辞書
フィコシアニン
phycocyanin
===========================
フィコシアニン : ウィキペディア日本語版
フィコシアニン

フィコシアニン(phycocyanin)は色素タンパク質で、発色団としておもにフィコシアノビリン (phycocyanobilin、開環したテトラピロール構造を持つビリン色素フィコビリンの一種)を有する。藍藻の他、灰色藻紅藻クリプト藻、および有殻糸状根足虫の が持つ光合成色素の1つ。
発色団としてフィコシアノビリンだけをもつものをC-フィコシアニン、フィコシアノビリンとフィコエリスロビリンを両方もつものをR-フィコシアニンという。命名の当初は、それぞれ、シアノバクテリア(Cyanobacteria)由来、紅藻(Rhodophyta)由来を意味したが、例外も見つかっているので、現在は由来を問わず、発色団の組成で分類する。
水溶性タンパク質で、アルファサブユニットとベータサブユニットが会合してヘテロ二量体(研究分野では、これを「単量体」という)を形成し、さらにこれが3個会合して環状の3量体ディスク、また、3量体ディスクを2枚貼り合わせて6量体ディスクを形成する。6量体ディスクは色素をもたないリンカータンパク質によって連結され、ロッドを形成する。ロッドはさらにアロフィコシアニンを主体とするコアと会合して、フィコビリソーム(phycobilisomes)と呼ばれる超複合体を構成し、チラコイド膜の表面に結合し、アロフィコシアニンを介しておもに光化学系Ⅱ複合体に光エネルギーを伝達する。このような局在は、光合成の補助色素でも脂溶性のカロテノイドなどと異なる。
水溶液は青色で、赤色蛍光を発するため免疫測定法(イムノアッセイ)に用いられる。名称はギリシャ語で藻類を意味する "''phyco''" とシアン "''cyan''" に由来する。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィコシアニン」の詳細全文を読む

フィコシアニン : 部分一致検索
フィコシアニン
===========================
「 フィコシアニン 」を含む部分一致用語の検索リンク( 2 件 )
アロフィコシアニン
フィコシアニン



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.