|
フィップル(fipple)はティン・ホイッスルやリコーダーのような木管楽器に共通して存在する歌口である。詰め栓を意味する。吹き込んだ空気を流し、振動させるために、狭い空気の通り道と尖った刃(リップ)を用いる。 フィップルという語句は、厳密には空気の通り道を作る主に木製のブロックを指す。 「フィップル・フルート」は言い換えれば、横吹きでなく縦吹きのフルートと云うことができる。 ==仕組み== 付随しているリコーダー頭部の模式図で示している、木製のフィップル(A)は奏者の息が空気の通り道(B)に沿うように空気の流れを制約する。Bから出た息は、硬い刃のような構造(C:リップ)に導かれ、共鳴を起こすことで音が鳴る。このような種類の楽器の特徴としては、リップに当たる息の流れが固定されるので、奏者がフルートの場合に必要である、自らのアンブシュア(口形)によって吹き込む空気の束を調整をする必要が無く、ゆえに初心者でもそれ程練習することなく容易に、比較的良い音を鳴らすことができる。 一般的に歌口部分のボア(穴)の内径は、楽器中部のボアの内径の1/32であり、多くの場合長方形もしくは平らな菱形の断面をしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィップル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|