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フィンロド・フェラグンド : ミニ英和和英辞書
フィンロド・フェラグンド[ふぃん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

フィン : [ふぃん]
 【名詞】 1. fin 2. (n) fin

フィンロド・フェラグンド ( リダイレクト:フィンロド ) : ウィキペディア日本語版
フィンロド[ふぃん]
フィンロド・フェラグンド(Finrod Felagund第一紀?〔アルダの年表によると、かれの両親フィナルフィンエアルウェンの結婚が第一紀の4780年、かれの妹ガラドリエルの誕生が4862年となっている。〕 - 太陽の時代468年)は、J・R・R・トールキンの、『シルマリルの物語』の登場人物。
ノルドール中つ国への帰還のとき、フィナルフィンの子供たちの一党を率いてヘルカラクセを渡った。
ベレリアンドにおいては洞窟宮ナルゴスロンドを築き、王として周囲を広く支配した。
人間と深くかかわり、「信義篤きフィンロド」、「人間の友」と呼ばれた。
「フィンロド」はかれのテレリ語フィンダラートFindaráto)がシンダール語化したもので、おおよその意味は「フィンウェの強き末裔」である。翻訳されていない母名も含めると、フィンダラート・インゴルドFindaráto Ingoldo)となる。「フィンダラート」のノルドールのクウェンヤ形はアルタフィンデArtafinde)である。
「フェラグンド」はかれの居城ナルゴスロンドの築城をたすけたドワーフがかれにあたえたエペッセで、「洞窟を切り拓くもの」を意味するドワーフ語「フェラク=グンドゥ」のシンダール語化したものである。『シルマリルの物語』では、「洞窟宮の王」とも訳されている。
かれはまたベオルとその民に、かれらの言葉で「智慧」を意味するノームNóm)とも呼ばれた。ほかの敬称に「ナルゴスロンドの王」(King/Lord of Nargothrond)、「人間の友」(Friend-of-Men)がある。
父はノルドールの上級王フィンウェの三男フィナルフィン
母はファルマリの上級王オルウェの娘エアルウェン
弟にアングロドアイグノール。妹にガラドリエル
フィンロドはシリオンの山道ミナス・ティリスを築いた。かれはナルゴスロンドの王だった。
ベレリアンドサルゲリオンを旅していたかれは、人間と出会った最初のノルドールになった。フィンロドはかれらのもとに長く留まり、人間の言葉を学び、人間にはシンダール語を教えた。人間が近くに住むことを望まない、オッシリアンド緑のエルフが、フィンロドに人間を去らせるように乞うと、かれは人間たちをエストラドへ導いた。
フィンロドはアングバンドの包囲の続くあいだ、たびたびアンドレスを訪れ、人間とエルフに関するさまざまな事柄について意見を交わした。ふたりの会話は書き留められ、のちに「Athrabeth Finrod ah Andreth」として知られるようになった。
ベオル家バラヒアは、ダゴール・ブラゴラッハでフィンロドの命を救い、のちにバラヒアの指輪として知られる指輪をフィンロドからあたえられた。のちにバラヒアの息子ベレンモルゴスからシルマリルを奪うためフィンロドの助力を願うと、フィンロドはベレンの父バラヒアへの誓言のためこれを受け入れ、かれの一族に助力を求めた。ケレゴルムクルフィンはこれを聞くと、「フェアノールの誓言」のことを語り、フィンロドの一族を恐れさせた。そのためフィンロドはナルゴスロンドの民から見放され、わずか十人の供のものを連れて、ベレンとともに出発した。かれらはトル=イン=ガウアホスで捕らわれた。フィンロドは力競いの歌でサウロンと戦ったがついに破れた。サウロンはかれらの使命と正体を知るためにかれらを投獄した。サウロンはかれらを一人ずつ巨狼に喰らわせたが、だれもかれらの正体を話さなかった。十人が死に絶え、巨狼がベレンを殺しに来ると、フィンロドは力をふるって縛めをとき、素手で巨狼を殺したが、自らも致命傷を負って死んだ。
『シルマリルの物語』によると、フィンロドはヴァリノールで復活をゆるされ、父フィナルフィンと再会した。
フィンロドは中つ国では結婚しなかった。かれはヴァンヤールのアマリエを愛していたが、かの女はヴァリノールを去ることを拒んだためである。レイシアンの歌によると、復活したフィンロドはかの女とともに住んでいる。

==註==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィンロド」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Finrod Felagund 」があります。




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