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フタバスズキリュウ(和名:双葉鈴木竜、学名:''Futabasaurus suzukii'' )は白亜紀後期サントン階(約8500万年前)に日本近海に生息していた首長竜。爬虫類双弓類プレシオサウルス上科エラスモサウルス科に属する。全長約7m。日本国内で初めて発見された首長竜として著名。発見から38年後の2006年にようやく新属新種として正式に記載された。模式標本(標本番号:NSM PV15025)は国立科学博物館に保管されており〔 - 国立科学博物館のサイト の一頁。〕、化石のレプリカは福島県のいわき市石炭・化石館などに展示されている〔 - いわき市石炭・化石館のサイト の一頁。〕。 == 発見 == フタバスズキリュウは1968年(昭和43年)に福島県いわき市大久町入間沢の大久川河岸に露出していた双葉層群玉山層入間沢部層(いりまざわぶそう)の ''Inoceramus amakusensis'' 帯から、当時高校生だった鈴木直(すずき ただし)によって発見された。この化石の発見により、日本本土で中生代の大型爬虫類の化石が発見されることはないとされていた当時の定説が覆される結果となった。他のエラスモサウルス科の種に比べ、目と鼻の間がより離れていることや、脛骨が長いこと、鎖骨と間鎖骨の接合部分の形状などがフタバスズキリュウの識別点(他の種や属などと区別される特徴)であるとされる。 フタバスズキリュウが発掘された際、付近から大量のサメの歯が発見され、一部は骨に刺さっていたことから、このフタバスズキリュウはサメに襲われた、あるいは死体にサメが群がったものと考えられている。 日本テレビのテレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の「恐竜発掘プロジェクト」による発掘がこのフタバスズキリュウが発見された現場のすぐ近くで行われ、実際に首長竜の化石が発見されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フタバスズキリュウ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Futabasaurus 」があります。 スポンサード リンク
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