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プレシオサウルス(''Plesiosaurus'')は中生代三畳紀後期 - ジュラ紀前期に棲息していた首長竜の属の一つである。首長竜目 - プレシオサウルス科に属する。 発見当初は水棲の生き物である事から「魚類と爬虫類の中間的生物、その中でも爬虫類により近い」と推測され、其処からplesiosaurus=「爬虫類に近似した」を意味する属名がつけられた。 ==形態== 体長は2~5メートル。頸椎の数は32個で、首は先行するノトサウルスなどよりも伸長しているが〔『翼竜の謎 : 翼竜・首長竜・魚竜の時代』 139頁〕、後に現れるエラスモサウルスに比べると短い。頭骨は小さく、吻が長い。顎には円錐形の多数の歯があった〔『恐竜博物図鑑』 92頁〕。胴体は幅広く扁平で、腹肋骨が存在するため可動性は乏しい〔『恐竜博物図鑑』 93頁〕。その容姿から「蛇首が付いた亀」と表現されることがある(もちろん甲羅は無いが)。胸胴椎の神経棘は幅広で、椎体そのものの幅とほぼ等しい。また尾は短く、遊泳には役に立たなかった〔『翼竜の謎 : 翼竜・首長竜・魚竜の時代』 138 - 139頁〕。そのため遊泳は四肢を使って行っていた。四肢を支える肢帯のうち肩帯には、後期の首長竜では消失する間鎖骨が存在し、また肩甲骨も小さく左右で癒合していない。鎖骨はその間に存在し、大きく後方に伸びているなど祖先的な形態をとどめいていた〔。四肢は大きくパドル状の鰭になり、これをオールのように使って泳いだとされる。また、前後の鰭はほぼ同じ大きさであった。かれらはこの鰭を前後に漕ぐ様に動かす方法と、上下に羽ばたく様に動かす方法を組み合わせて泳いでいたと推定されている〔。 ファイル:Plesioscale.png|ヒトとの大きさ比較 ファイル:Plesiosaurus_guilielmiiperatoris.jpg|骨格(キャスト模型) ファイル:Plesiosaurus2.jpg|想像図 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プレシオサウルス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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