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プロティロ(イタリア語:protiro)は、イタリア北部のロマネスク建築に見られる、扉口に張り出した建築構造である。プロテュルム(ラテン語:Prothyrum)とも。日本語では「柱廊式玄関」、「車寄せ」などと表記されることがある 〔ただしこれらの訳語はいくつかの他の原語に対しても使われるので、文脈や対象によって、厳密には別のものをさしている場合があるため混同に注意。#関連項目も参照。 * ポルティコの訳語として「柱廊玄関」が使用される例。 * ポルチコの訳語として「列柱廊玄関」が使用される例。 * ポーチの訳語として「車寄せ」が使用される例。 * イタリア語のprotiro(:it:Protiro)=英語のportico(:it:portico)=「柱廊玄関」となっている例もある。 〕 。ポルチコの中でも、より小さな構造体のことを特にプロティロと呼ぶ〔"GLOSSARIO"(用語辞典)の章、"Gli elementi dell'architettura"節の"Protiro"の項目より。"un piccolo portico"。〕。 下から順に、ライオンなどの彫像、その上に円柱が伸び、円柱にかかる屋根で締めくくられる、という決まったパーツの組み合わせで構成される〔。下部の彫像についてはライオンが多いが、象や雄牛の場合もある〔。屋根は扉口のタンパンとヴシュール(タンパンを囲むアーチのこと。この集合体がアーキヴォルト)を完全に覆うように設置され、基本的に形状は切妻屋根〔で多くは2層構造、内側は短い筒型ヴォールトである〔。 上部にある屋根にもいくつかの彫像(聖人像〔"above the prothyrum"プロテュルムの上部に聖人像が配置されている例。#ギャラリーのサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂 (ベルガモ)の解説。 〕や擬人像)を配置した大掛かりなプロティロもあるが、計画倒れになったケースもあったとされる〔『壮大過ぎて』と表現されている。 〕。 == ギャラリー == Image:Portale facciata duomo modena.png|モデナ大聖堂 Image:Portale Nord Santa Maria Maggiore Bergamo.jpg|ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ教会 (ベルガモ) Image:Bergamo Basilica Santa Maria Maggiore Protiro di Giovanni da Campione.jpg|サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂のプロティロの彫像 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロティロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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