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ヘーダの聖母 : ミニ英和和英辞書
ヘーダの聖母[へーだのせいぼ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ひじり, せい]
  1. (pref) saint 2. st.
聖母 : [せいぼ]
 【名詞】 1. emperor's mother 2. Virgin Mary 
: [はは]
 【名詞】 1. (hum) mother 

ヘーダの聖母 ( リダイレクト:ヘーデの聖母 ) : ウィキペディア日本語版
ヘーデの聖母[へーだのせいぼ]

ヘーデの聖母(ヘーデのせいぼ ドイツ語:Unsere Dame von Heede)とは、 1937年10月1日から1940年11月3日ドイツのヘーデに住む4人の少女たちに起こった聖母の出現を言う。出現は3年間に渡り、当初は信じていなかった周囲の村人も関心を示し、少女たちが聖母の出現を受ける際には4000~5000人の群衆が詰めかける事態となった。第2次世界大戦が始めると、ゲシュタポが少女たちを精神病院に送り、聖母の出現場所に近づくのを禁止したが、聖母の出現は別なところで起こるようになった。聖母からのメッセージの中には、聖母を崇敬する時、聖母が喜ぶのは、「ロレートの連祷」(the litany of Laurentanas〔http://www.miraclehunter.com/marian_apparitions/approved_apparitions/heede/index.html 2015年8月29日閲覧〕)と答えている。
聖母は時の教皇ピウス12世に託すようにとメッセージを少女たちに伝えている。この時に出現した聖母は、「煉獄の魂の女王」(Queen of the Poor Souls in Purgatory〔http://www.miraclehunter.com/marian_apparitions/approved_apparitions/heede/index.html 2015年8月29日閲覧〕)とも呼ばれる。
地元司教は聖母の出現を超自然的現象と前向きに捉えた報告書を送り、後継司教もそれを認めているが、正式に公認されていない。そのため、この出現は崇敬の表明を許可する段階に留まっている。なお、1945年には、聖母の出現を受けた一人のグレタにイエス・キリストの出現があった。〔

==御出現==

===初期===
1937年10月1日に、ドイツのヘーデで、マーガレット他3人の少女が「諸聖人の祝日」に教会に行った時、突然、グラウンドの100フィート上に「浮いている光」があるのに気が付いた。するとその「光の形」が女性のシルエットに似ているように見えた。彼女たちは怖くなり、再び教会に戻った。少女たちは聖母が御子を抱いて彼女たちに出現した。と報告した。
アンナ・シュルツは驚いて教会から離れ、マーガレットたちがいたところを詳しく調べて見ると、「聖母と子供」が去って行った。
マーガレットとグレタはそれぞれの母親にこの話を伝え、さっそく教区教会の司祭に報告した〔The Miracle Hunter Heede〕。
このニュースは懐疑と興味半分で村の人々に受け止められたが、それも、目撃した少女たちが劇的に変わり、村人たちが不思議がり始めるまでだった。少女たちが遊ばなくなり、長く熱心な祈りに喜びを見出し始め、天国幻視を見るのをこらえきれずに待ち続けた〔Salve Maria Regena Heede〕。
次の日の同時刻に、聖母は御子イエスを伴わずに出現した。手は組まれて祈りを唱えていた。その低い声は村中に通り抜けた。
11月7日に3度目の出現があった。彼女らによると、聖母は白い雲に乗って、卵型の30㎝から40㎝の幅の後光が差していた。
聖母の出現は18回か19回だった。聖母の眼は青く、御子イエスも同じ色の眼をしていた。
金色の豪華な冠を被り、長く白いドレスと腰紐を巻いていた。折り目が無く透けないヴェールが聖母の両側の髪を隠していた。左手には子供のキリストが座っていた。
この出来事が起こった当初、殆どの村人は御出現を信じていなかったが、11月7日には、4000人から5000人の人々が少女たちを取り囲むようになった。中には出現の証人者に司祭もいた。
11月8日、7000人の人々が集まった。行政当局は教区司祭を少女たちに同伴することを禁じた。
少女たちは、誰かが合図したわけでもないのに、一斉にそろってひざまづいた。この姿勢は出現時のいくつかの疑問点の一つである。45分後、誰かが話しかけても、それに答えず、彼女たちの眼はある一点を凝視した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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