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ベクター・モーターズ : ミニ英和和英辞書
ベクター・モーターズ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ベクター・モーターズ : ウィキペディア日本語版
ベクター・モーターズ[ちょうおん]

ベクターモーターズ(''Vector Motors'')は、カリフォルニア州ロサンゼルス市内ウィルミントンに拠点を置くアメリカの自動車メーカー。スーパーカーの自社開発を行っている。

== 概要 ==

ベクターは当初「バイシクル・デザイン・フォース」として、空力デザインを主業務とする企業としてゼラルド・ウィーゲルによって1971年に設立された。
ヴィーゲルは当初から将来的なスーパーカー自社生産への展望を持っていたが、予算が確保できず遅々として計画が進まなかった。
1972年にロサンゼルスオートショーにてようやく公式の場への展開へとこぎつけたが、出展されたのは空のシェルのモデルであった。この時期に設立当初から組んでいた空力デザイナーのリー・ブラウンはベクターを離れている。その後ヴィーゲルは企業名を「ベクター・エアロ・モーティブ」へと改め、新しいプロジェクトカーの開発に着手した。
1978年においてプロジェクトカーはW2として結実し、ついに1979年に製造車両第1弾としてショーデビューを果たす。W2は市販へ向けて開発を重ね、長距離耐久の実施や年次の改良による性能向上を経てよりブラッシュアップされていき、市販モデルへと徐々に近づいていった。純粋なアメリカ製スーパーカーの製造は話題にもなり、W2とヴィーゲルはモータートレンド誌の表紙を飾ったこともあった。しかし資金の調達に難航し、結局W2はコンセプトカーの域を脱することはできなかった。
1988年、W2の発表から10年近く経過した頃にようやく生産資金の目処が立ち、W2の開発で得たノウハウから設計変更を行ったW8の発売で本格的な自動車生産へに参入する。しかし1992年にベクターは、当時ランボルギーニの親会社であったインドネシアのセトコ・グループ傘下のメガテック社により敵対的買収され、ヴィーゲルはベクターの経営から離れることとなった。
その後メガテック傘下でランボルギーニ製エンジンを搭載したM12を販売したが、経営難からベクターの歴史は1999年のM12をもって一旦終了する。
ベクターは2006年にウィーゲルによって新たに「ベクターモーターズ」として再始動して復活を果たし、新しいスーパーカー「WX-8」を開発、2007年にロサンゼルスオートショーにて公開した。同モデルはコンセプトカーではあるが、その後も開発を継続している。

ベクターの車は、製品名に"W"と英数字・番号の組み合わせが指定されている。Wは創業者であるウィーゲルから取っており、Wに続く「X」は、(例えばWX8など)プロトタイプユニットであることを意味している。それに連なる数値は市販モデルにおいては搭載されるエンジンの気筒数で、WX8はV8エンジンを意味する。唯一の例外は「M」で、これはメガテック社に買収された後に付与された。コンセプトカーは例外でターボのユニット数などから取られている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ベクター・モーターズ」の詳細全文を読む




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