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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
自転車競技場(じてんしゃきょうぎじょう、、、、、)とは、自転車競技におけるトラックレースを行う施設である。ベロドローム(Velodrome。「Velo」はラテン語語源のフランス語で自転車、「drome」はラテン語で競技場を意味する)とも呼ばれる。 == 概要 == 自転車競技場の走路(バンクまたはトラックともいう)は、板張り(木板を使用することが多い)〔2002年3月の開催をもって廃止された西宮競輪場では、1949年から1966年まで木板、1966年から2002年まで鋼板が使用されていた。〕、コンクリート、ウォークトップ(軟らかいアスファルト)などで舗装されており、カーブは全速力でも速度を落とさず走れるよう走路に角度(カント)を付けている。角度がつけられている理由は、遠心力が質量(m)、角速度(ω)、回転の中心からの位置(r)に比例して発生するからである。自転車競技場では、正面、向正面側では比較的角度を緩くし、みなし直線と呼ばれる部分を設け、1〜2コーナー(1センター)及び3〜4コーナー(2センター)付近において、最大角度になるように設計されている〔これをバンク路ともいう。〕。また、時速75kmでの走行において車体が25度より傾かないようにする最小安全速度により設計され、国際規格の走路では時速85km以上の安全最大速度により設計されている〔 - 時速85kmはオートバイで自転車を先導し高速走行するドミフォン種目に合わせたもの。〕。 角度の設計にあたっては、緩和曲線が用いられる。自転車競技場で現在使用されている緩和曲線には、主として次の3つがある。 *マッコーネル *クロソイド *レムニスケート 競輪場を含む日本の自転車競技場ではかつて、圧倒的にクロソイドを用いるケースが多かったが、直線から緩和曲線に入るときに、片勾配をつける関係で角速度の変化率(角加速度)が大きくなり、そのため、自転車が進行方向を軸にして回転する、ローリングという現象〔バンク角ともいう。〕が発生しやすくなることから、ハンドルがスムーズに切れない状態になりやすく、選手の間からはクロソイド緩和曲線は非常に乗りづらい、という声が上がっていた〔このため、豊橋競輪場や高松競輪場のように、333m周長から400m周長に改修した例もある。〕。 そこで、ローリング現象を最大限抑制するように設計されたマッコーネル緩和曲線を導入する動きが大きくなり、現在では、日本のほとんどの競技場において、マッコーネル緩和曲線が導入されている。同緩和曲線については競輪選手の多くが、「マッコーネル緩和曲線はハンドルをさほど切らずに済むので、常に直線を走っている感覚でいられる」と言明しており、また走路にクセがないという意味合いにおいても評価されている。但しマッコーネル緩和曲線は計算基準が難解なため設計が困難という問題を抱えている〔〕〔使用例は競輪場等の自転車競技場や自動車のテスト試走走路等に限られている。〕。 周長(一周の長さ)については133mから500mまでとなっており〔6日間レースにおいては、200m以下の周長走路を使用するケースもある。〕、2015年現在オリンピックおよび世界選手権自転車競技大会を開催する会場については、室内の250m走路で行なう規則がある〔 - 日本自転車競技連盟〕。日本では400m走路が圧倒的に多いが、これは競輪の法律が影響している。他に333.3mの走路もあるが、これは3周で1000mの扱いとなっている。もっとも、日本でも現在、国内の自転車競技大会については、333.3m走路の会場で行なわれるケースが多い。また、500m走路もいくつか存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自転車競技場」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Velodrome 」があります。 スポンサード リンク
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