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ベン・ジョンストン(Ben Johnston)は、アメリカ合衆国の現代音楽作曲家である。 == 略歴 == 松平頼暁の現代音楽のパサージュには、「ノッキング・ピース、これは、ピアノのフレームを二人が叩くだけの曲」を発表した作曲家と紹介されているが、これは彼の創作史の中では例外で、実際は微分音作曲の権威的存在として知られる。 ハリー・パーチの純正律の経験に触発され、ジョンストンは高次倍音列に見られる微分音を生楽器に適用することで知られている。その要求が苛烈であったせいか、彼の作品はたびたび演奏不可能と言われつづけている。もっとも有名な「弦楽四重奏曲第4番」ではアメージング・グレースによる変奏曲であるが、ピッチとリズムを変奏ごとに細分化するため、最終変奏直前では楽譜が真っ黒になるほどの指示で埋め尽くされている。 ピアノの調律を変えて微分音を出す指示も「微分音ピアノのためのソナタ」と「微分音ピアノのための組曲」で実践している。前衛の時代が華やかだった頃の彼はソナタでは音列技法時代の痕跡が残っているが、組曲では微分音調律を施した全音階主義に立ち戻ったようである。 彼は弦楽四重奏曲を10曲も作曲しているにもかかわらず、クロノス・カルテットのレパートリーは一作だけ、アルディッティ弦楽四重奏団に至ってはゼロ、ということから、「有名なのに最も不遇」と言われる事も珍しくない。この状況を打開するため、ケプラー弦楽四重奏団が全曲の録音に着手している。 ヨーロッパでも支持はすでに広く、2008年にはドナウエッシンゲン音楽祭で、南西ドイツ放送交響楽団作曲賞を受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ベン・ジョンストン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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