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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 図 : [ず] 1. (n,n-suf) figure (e.g., Fig 1) 2. drawing 3. picture 4. illustration
ボード線図(ボードせんず、)は、線形時不変系における伝達関数の周波数特性を表した図であり、通常はゲイン線図と位相線図の組合せで使われる。1930年代にヘンドリック・W・ボードによって考案された。ボード図またはボーデ線図とも。 == 概要 == ゲイン線図 (Magnitude plot) とは、対数周波数軸で周波数毎のゲインの対数値をグラフにプロットした図である。 ゲインは通常デシベルで表される。これはゲインの自然対数をとったもの20倍した値である。ゲインをデシベルで表記することで、ゲインの積がボード線図上での縦方向の距離(デシベル)の和で表されるという利点がある。 この性質により、基本的な要素のボード線図を足し合わせることによって合成し、高次系のボード線図を容易に描くことができる。 位相線図 (Phase plot) とは、周波数と位相の関係を表したグラフで、ゲイン線図と同様に周波数は対数軸で表す。ゲイン線図と併用することで、周波数についての位相変移の量を評価するのに使われる。 例えば ''A''sin(ω''t'') で表される信号を与えたとき、システムがそれを減衰させると同時に位相を変移させる可能性がある。減衰が係数 ''x'' でなされ、位相変移が -Φ だけなされる場合、出力される信号は (''A''/''x'') sin(ω''t'' - Φ) となる。位相変移 Φ は一般に周波数の関数である。 数学的には明らかに、位相は複素利得の複素対数の虚数部と見ることができるので、ゲインの場合と同様に位相を直接加算することもできる。 図1(a)は以下の一極のハイパスフィルタのボード線図である。 ここで ''f'' は周波数(Hz)であり、''f''1 は極の位置(Hz)である。図では ''f''1 = 100 Hz とされている。複素数の法則を使うと、この関数の振幅は次のようになる。 一方位相は次のようになる。 タンジェントの逆関数は、ここではラジアンではなく「度」を返すものとする。ゲイン線図において、デシベルを使うと、図に描かれる振幅の値は次の式から得られる。 図1(b)は以下の一極のローパスフィルタのボード線図である。 図1(a)と図1(b)には、直線近似も描かれている。その利用法は後で解説する。 ボード線図のゲイン線図と位相線図は一方だけが変化するということはほとんどない。システムの振幅応答が変化すると位相特性も変化するし、逆も同様である。安定かつ不安定零点を持たないシステム(最小位相系)では、によって位相特性と振幅特性の一方からもう一方を得ることができる。 伝達関数が実数の極と零点を持つ有理関数の場合、ボード線図は直線で近似できる。このような漸近的近似を骨格ボード線図 (straight line Bode plot)または非補正ボード線図 (uncorrected Bode plot) と呼び、単純な規則にしたがって手で描くことができるという意味で便利である。単純な図は描画する前に予測できる。 この近似は、各遮断周波数で値を「補正」することでよりよくなる。そのような図を補正ボード線図 (corrected Bode plot) と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボード線図」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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