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GJ系アテンザ(''ATENZA GJ'')およびGJ系マツダ6(''Mazda 6 GJ'')は、マツダが2012年より製造・販売しているセダンとステーションワゴン。アテンザ/マツダ6の3世代目に当たる。 == 概要 == GJ系は、日本では「アテンザ」として、日本国外では「Mazda 6」として販売されてきたDセグメント(CDセグメント)クラス乗用車の3世代目の型式系列名である。GJ系にはセダンとステーションワゴンの2種類がラインアップされ、セダンの型式はGJ#FP型、ワゴンの型式はGJ#FW型となる〔。先代GH系までは日本市場においてのみ「アテンザ」の名前で販売され、それ以外の国では「Mazda 6」として販売されていたが、GJ系からは中国市場において「Mazda6 アテンザ」の車名で販売されている。また、2代代まではハッチバックモデルも設定されていたが、ハッチバック購入層の大半がデザインを理由に選んでいたというマーケティングリサーチの結果から、セダンのデザイン性向上を理由にGJ系では廃止されている〔【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アテンザ デザイナーインタビュー オートックワン〕。 マツダには、価格帯でアテンザ/マツダ6と同等かあるいは上回るMPVやCX-9などの存在があり、以前のアテンザはマツダを代表するフラッグシップモデルとしての扱いではなかったが、今世代からはマツダを体現するフラッグシップモデルとして開発が行われている〔新「アテンザ」は“マツダのすべて”を表現したフラッグシップ! 価格.comマガジン〕〔かつてのセダンでは、Mazda 929(日本国内ではルーチェ→センティア/アンフィニ MS-9)のような「9」を冠した、Eセグメントのフラッグシップモデルが存在した。〕。 2012年8月2日より山口県防府市のマツダ防府第2工場において生産が開始され〔マツダ、新型「Mazda6」の生産を防府工場で開始 マツダ ニュースリリース〕、同年8月29日よりロシアで開催されたモスクワ国際モーターショーにおいてセダンモデルが公開、9月26日にはフランスで行われたモンディアル・ド・ロトモビルにおいてワゴンモデルが公開された。ロシアでワールドプレミアを行ったのは、欧州債務危機により経済が伸び悩むユーロ圏とは異なり、ロシアは成長市場であること、またマツダにとってはロシアが米、中、日、豪、加に次ぐ販売規模を持つ市場であり、特にマツダ・6の属するセグメントのマツダのシェアが大きいことが理由である。ロシアにおいては当初は日本からの輸入販売を行っていたが〔【インタビュー】「ロシア成功の条件はそろった」マツダ 中峯 勇二 専務執行役員 Response.〕、2013年4月からはロシアの自動車メーカー、ソラーズとの合弁でウラジオストク工場での現地生産を開始した〔ウラジオ製「マツダ6」、ロシア西部に出荷開始 モスクワなどに msn産経ニュース〕。3ボックススタイルのセダンが好まれ、マツダの販売の半数以上をアテンザが占める中国市場においても、当初は日本からの輸入という形をとっていたが、2013年から第一汽車によって現地生産が開始された〔マツダ、中国で低燃費車生産 アテンザ、燃費規制に対応 日本経済新聞〕〔【上海モーターショー13】マツダ、CX-5に続きアテンザも中国生産に Response.〕〔〕。一方、先代GH系の生産を行っていた北米においては、北米のマツダとフォード・モーターの合弁会社、AAIにおける生産中止に伴い、GJ系より日本生産車の輸入販売となる〔マツダ、北米生産撤退を発表 防府工場に移管 asahi.com〕。 2014年11月に開催されたロサンゼルスオートショーにおいては、フェイスリフトを行い、内装のデザインを一新した大幅改良モデルが発表された。大幅改良後のモデルは日本および北米市場においては2015年1月に発売される〔Mazda Reveals Updated Mazda6 and Mazda CX-5 Mazda News Releases〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マツダ・GJ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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