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マル5計画(まるごけいかく)は、大日本帝国海軍の艦艇建造計画。正式には、第五次海軍軍備充実計画だが、通称として○の中に数字を入れてマル5(まるご)計画と呼ばれた。昭和16年に計画され、昭和17年から25年までの9ヶ年間で実行される予定であった。 ==概要== マル3、マル4計画を実行中にアメリカは1940年、第三次ヴィンソン案、およびスターク案を相次いで予算成立させ、大西洋・太平洋に同時に対応できる「両洋艦隊」の実現をもくろみ、海軍戦力の大拡張に向け動きだした。この計画は、当時の連合艦隊の総戦力に匹敵する戦力を新たに配備するという、まさに圧倒的な計画であった。 このアメリカの計画に対し、帝国海軍は本計画及びマル6計画の二段階に分けた建造計画によってこれに対抗することとなった。このマル5計画による艦艇軍備の所要経費は約44億円と推算され、昭和17年から25年までの9ヶ年間で実行される予定であった。また、その他に航空軍備にかかる所要経費は約20億円、軍備拡大に伴う生産能力拡充用施設に19億円、教育期間用設備に5億円の費用が見込まれた。 しかし、当時航空本部長だった井上成美中将に戦艦より航空を重視するよう指摘されうやむやになり、さらに12月には、太平洋戦争が開戦、翌年6月にはミッドウェー海戦で正規空母を一挙に4隻失うこととなったため、帝国海軍は、このマル5計画の内容を空母中心の改マル5計画に全面的に改定することとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マル5計画」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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