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マンチュリア ( リダイレクト:満州 ) : ウィキペディア日本語版
満州[まんしゅう]

満州満洲、まんしゅう、マンジュ、満州語:、転写:Manju、拼音:Mǎnzhōu、英語:Manchuria)は、現在中華人民共和国において「中国東北部」と呼ばれる地域およびロシア連邦において「極東」と呼ばれる地域の一部を含めた北東アジアの特定地域を指す地域名。渤海金朝後金清朝を建国した満洲民族や、夫余高句麗を建国した濊貊族、鮮卑烏桓契丹などモンゴル民族の故地である。
「満洲」という言葉は、もともとは12世紀にはおもに民族名を指していた。しかし19世紀の日本では満洲、満洲国とは地域をさし、民族は「満洲族」と呼ぶようになった。
== 満洲の範囲 ==
日本で満洲と呼ばれる地域は、満洲国の建てられた地域全体を意識することが多く、おおよそ、中華人民共和国の「東北部」と呼ばれる、現在の遼寧省吉林省黒竜江省の3省と、内モンゴル自治区の東部を範囲とする。
この地域は、北と東はアムール川(黒竜江)、ウスリー川を隔ててロシアの東シベリア地方に接し、南は鴨緑江を隔てて朝鮮半島と接し、西は大興安嶺山脈を隔ててモンゴル高原内モンゴル自治区)と接している。南西では万里の長城の東端にあたる山海関が、華北との間を隔てている。
広義の満洲としては、モンゴル民族の居住地域であるが満洲国に属していた内モンゴル自治区の東部、「東四盟」と呼ばれる赤峰市(旧ジョーウダ)、通遼市(旧ジェリム盟)、フルンボイル市(旧フルンボイル盟)、ヒンガン盟が含まれることが多い。
また、外興安嶺(スタノヴォイ山脈)以南、黒竜江以北、ウスリー川以東のロシア領の地域を外満洲と呼び、場合によってはこの地域をも含むことがある。外満洲は満洲と同様に、ネルチンスク条約1689年)で清朝領とされたが、その後のアイグン条約1858年),北京条約1860年)によりロシアに割譲された。外満洲を含めた面積は、約1,550,000km²に及ぶ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Manchuria 」があります。




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