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マンドールン・ハーン : ミニ英和和英辞書
マンドールン・ハーン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

マンドールン・ハーン ( リダイレクト:マンドゥールン・ハーン ) : ウィキペディア日本語版
マンドゥールン・ハーン[ちょうおん]

マンドゥールン・ハーンモンゴル語:Мандуул хаан、英語:Manduul Khan、中国語:满都鲁,满都古勒汗、1438年 - 1479年)は、モンゴルの第32代(北元としては第18代)大ハーン(在位:1475年 - 1479年)。アジャイ太子の三男。トクトア・ブハアクバルジ晋王の弟〔岡田 2004,p195〕。マンドグル・ハーン(Manduγul qaγan)とも表記される〔羽田・佐藤 1973,p26〕。
==生涯==
1438年〔『蒙古源流』では丙午の年(1426年)としている。〕、アジャイ太子とオイラト出身のハトンとの間に生まれる。〔岡田 2004,p214〕
14歳の時(1452年)、マンドゥールンは兄のタイスン・ハーン(トクトア・ブハ),アクバルジ晋王らとともに、ドリヌ・ハラに陣取る四オイラトに向かって出陣した。戦は次兄のアクバルジ晋王が長兄タイスン・ハーンを裏切ったため、四オイラト側の勝利となった。〔岡田 2004,p195-200〕
1466年、大ハーンであるモーラン・ハーンが殺され、9年間は大ハーンがいない空位時代が続き、その間はモーリハイ(毛里孩),ボルタイ(孛魯乃),オロチュ(斡羅出)といった諸部族長が実権を握った。1771年、モーリハイ,ボルタイ,オロチュは次第に衰え、マンドゥールンが河套に入ってハーン(可汗)と称し、オイラトのベグ・アルスラン(的加思蘭)〔『蒙古源流』では「ベグアルサン太師」〕がタイシ(太師)となった。〔羽田・佐藤 1973,p25〕
1473年、マンドゥールンらは、ボルフ(孛羅忽)晋王(バヤン・モンケ)と一緒に韋州に侵入した。王越は敵が老人や子女を紅塩池にやって集結させていることを知り、許寧および遊撃の周玉とともに、軽騎を率いて、昼夜兼行で駆けていき、兵を分けてその幕営を前後から挟撃して大破した。また、韋州でもマンドゥールンを迎え撃って大破し、二度と河套に侵入しなくなった。〔羽田・佐藤 1973,p26〕
1475年〔『蒙古源流』では癸未の年(1463年)としている。〕、マンドゥールンは38歳で帝位(大ハーン)につき、マルコルギス・ウケクト・ハーンの仇を討つため出陣し、ハチウンの一族のドガラン太子を殺し、七トゥメトの国人を征服した。ある時、兄弟の間柄となっていたマンドゥールン・ハーンとボルフ晋王の間を裂こうと、ハリューチンのホンホラという者が、両者にあることないことをふきかけた。この時はホンホラの言うことを信じず、ホンホラを処刑したが、後になってヨンシエブのイスマイル・タイシ〔『蒙古源流』では「イスマン太師」〕が「彼の言うことは本当だったのに」と、ふたたび両者の仲を裂き始めた。遂にこれを信じたマンドゥールン・ハーンはイスマイル・タイシに命じてボルフ晋王に攻め入ったが、彼を取り逃し、彼の国人と家畜を奪い取って、ボルフ晋王の妻であったシキル太后をイスマイル・タイシに与えた。〔岡田 2004,p214-216〕
マンドゥールン・ハーンには男子がおらず、マンドゥフイ・セチェン・ハトンとの間にボロクチンとエシゲという2人の娘がいた。マンドゥールンはボロクチン公主をウイグトのベグ・アルスラン・タイシに与え、エシゲ公主をモンゴルジン・トゥメンのチェグト部のホサイ・タブナンに与えた。1479年〔『蒙古源流』では丁亥の年(1467年)としている。〕、マンドゥールン・ハーンは42歳で亡くなった。〔岡田 2004,p218〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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