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ヤノベケンジ : ウィキペディア日本語版
ヤノベケンジ
ヤノベ ケンジ(本名:矢延 憲司、1965年 - )は、日本の現代美術作家。京都造形芸術大学教授。同大学内のウルトラファクトリーのディレクターを務める。
大阪府茨木市出身。大阪府立春日丘高等学校を経て、1989年京都市立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに短期留学。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1994年から3年間ベルリンに活動拠点を置き、現在は大阪府高槻市在住。
フジテレビの元スポーツプロデューサー(現在は人事部に異動)だった矢延隆生は実兄である。
== 人物・作品 ==

=== 幼少期と原体験 ===
「子供時代の記憶や関心」に基づいて、「現代社会と終末の未来を生き抜くためのサバイバル・マシーンである機械彫刻群」を、「妄想の力」によって制作してきたヤノベの根底にある体験は、自宅近くの大阪万博会場跡地で遊んだことという。6歳で茨木市に引っ越してきたときにはすでに万博は終了し、跡地は再利用の計画も曖昧なまま更地工事が続いていた。近未来的なパビリオンの残骸や、巨大ロボット・デメが放置されたお祭り広場で遊んだとき「未来の廃墟」のイメージを見たが、不思議と悲しくはなく、むしろ何もなくなったこの場所から何でも作り出せる、と胸の高鳴りを覚えたという。
少年時代から特撮(特に、怪獣の造形)に夢中で、怪獣のイラストをかいたり造型をしてはSF雑誌『宇宙船』などに投稿していたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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