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ヤマジノホトトギス
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ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草、学名:''Tricyrtis affinis'' )はユリ科ホトトギス属の多年草〔〔『日本の野生植物 草本I 単子葉類』pp.24-25〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.846〕。 == 特徴 == 茎は直立し、多少屈曲して高さは30-60cmになり、斜め下向きの毛が生える。葉は互生し、葉身は卵状長楕円形または狭長楕円形で長さ8-18cmになり、先端は急にとがり、基部は茎を抱く。葉の縁は多くは波打ち、縁毛があり、葉の両面とも粗い毛が散生し、基部ちかくの葉には、緑色地に濃緑色の斑状の模様がある〔〔〔。 花期は8-10月。花は茎先と葉腋に1-2個をつける。花柄に毛が多く、花被片は6個あり、上部が平開するが反りかえることはなく、白色で内面に紫色の斑点があり、下部に黄色の斑点がない。3個の内花被片と3個の外花被片は同長で約2cm、外花被片の方が幅が広く、外花被片の基部に袋状のふくらみがあり、花被片の外側に細毛が生える。雄蕊は6個で、花糸は互いに寄り添って立ち、上部で反り返って先端に葯を外向きつける。花糸に紫色の斑点がない。花柱の先は3つに分かれ、各枝の先はさらに2裂し、粒状の毛があり紫色の斑点がある。果実は蒴果で3稜があり、胞間裂開する〔〔〔。 よく似たヤマホトトギス(''Tricyrtis macropoda '')は、茎先や上部の葉腋に散房花序をつけ、花被片が強く反りかえり、花糸にも紫色の斑点がある〔〔〔。また、セトウチホトトギス(''Tricyrtis setouchiensis '')は、花被片の開き方はヤマジノホトトギスと同じだが、花被片の下部に黄色の斑点があり、花糸に紫色の斑点がある〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマジノホトトギス」の詳細全文を読む
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