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ヤマビワソウ ''Rhynchotechum discolor''〔はイワタバコ科の植物。ビワに似た大きな葉を付ける。 == 特徴 == 常緑性の小低木〔以下、記載は主として佐竹他(1981),p.132〕。高さは30-50cmと大きくはならない。若枝は全面に黄褐色の軟らかな毛が密生するが、後にやや無毛になる。 茎は直立し、枝を出さないか、せいぜい1-2の分枝がある程度、長さに比して太い。また、若枝にあるような軟毛は葉柄、葉裏、それに花序にも一面にある〔初島(1975),p.557〕。 葉は互生。葉柄は長さ2-7cm、葉身は長さ10-20cm、幅2.5-6cm。葉身は倒披針形または倒卵状長楕円形で、先端は尖り、基部は次第に狭まって葉柄につながり、縁には少し尖った鋸歯が多数ある。 花期は8-10月。葉腋から長さ4-7cmの集散花序が出る。花序は長い柄があり、その先端付近から細く短い小花柄(長さ2-10mm)を出し、花をまばらに付ける。萼は5つに深く裂け、裂片は線状披針形で先端が尖っており、長さ5-6mm。花冠は長さ6mmで白く、釣り鐘型で先端が5つに分かれて広がる。果実は卵形から球形で、熟すると白くなり、径6-7mm。 和名は山枇杷草の意味で、全草がヤマビワに似るためである〔牧野(1961),p.573〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマビワソウ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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