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ユニット折り紙(ユニットおりがみ)は、紙を折り曲げることで比較的簡単な構造(ユニット)を多数作り、これを組み合わせて形を作るタイプの折り紙作品である。多面体折り紙ともいう。 古くから伝承された「くす玉」が典型例。くす玉は端午の節句に魔よけなどのために身に着けて用いたとされる百索(長命縷または続命縷ともいう)に由来し〔つがわみお 著 『誰でもかんたんにできる くす玉ユニット折り紙』p.4、日本文芸社、2013年〕、これが後世になってショウブやヨモギなどを飾った華やかなものに変化してくす玉となった〔。 ユニット折り紙は、その性質上、対称性の高い多面体や箱などの作品が多い。また単純なパーツを数十枚から数百枚組み合わせて人形や動物などの形を表現する、いわゆる「折り紙ブロック」もユニット折り紙の範疇に含めることができる。 なお比較的複雑な折り紙を数枚組み合わせて写実的な作品を作る(馬の前半身・後半身を別々に作って組み合わせるなど)場合は、「複合折り紙」と呼んでこれを区別する。 なお「ユニット」という呼び方は日本特有のものであり、英語圏では日本でいう「ユニット」を「module」、「ユニット折り紙」を「modular origami」と称することが多い。 ==組み合わせ== 組み合わされるユニットの枚数は、作品によって2枚から数万枚まで千差万別である。ユニットを組み合わせる方法には、糊付けを必要とするもの、糸で綴じるものなどもあるが、多くの場合紙を折って生じる重なりの隙間(ポケット)に継ぎ手を差し込み、全体を紙の摩擦力で支えることが多い。 同じユニットを枚数を変えて組むことによって、違う形を作ることができるものもある。また多数の紙を用いるため、複数の色の折り紙を用いて配色を工夫できるのもユニット折り紙の楽しみの一つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユニット折り紙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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