|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ ラン : [らん] 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ユウティラヌス(''Yutyrannus'') はティラノサウルス上科の恐竜の1属。中華人民共和国の遼寧省易県累層より発掘された成長段階の異なる3個体の全身骨格に基づき、2012年の春にユウティラヌス・フアリ(''Yutyrannus huali'')が新属新種として記載・報告された〔Xu, X., Wang, K., Zhang, K., Ma, Q., Xing, L., Sullivan, C., Hu, D., Cheng, S., and Wang, S. (2012). "A gigantic feathered dinosaur from the Lower Cretaceous of China. " ''Nature'', 484: 92-95. 〕。 属名の''Yutyrannus''が、北京語の「羽(yǔ)」+ラテン語の「tyrannus=王、暴君」に由来するように、全身に羽毛を生やした大型の獣脚類といった点で注目される。''Y. huali''の種小名は、北京語の「華麗(huá lì)」から。他の学名の例に漏れず、発音の関係で「ユティランヌス・フアリ」「ユーティラヌス・フアリ」などと表記されることもある。 ティラノサウルス上科ではあるが、有名なティラノサウルス(''Tyrannosaurus'')よりも約6000万年も遡る時代の動物でありティラノサウルス科とされるほど近縁でもない。前肢に3本の明瞭な指を持つなど、このグループとしては比較的祖先的な特徴を持っている。 == 生物学的特徴 == 頭部はティラノサウルス類の特徴をよく備えているが、前上顎骨と鼻骨から成る、トサカ状の隆起が特徴的である。前脚には明瞭な3本の指があり、この点はティラノサウルス上科の中でも祖先的である。 模式標本であるZCDM(Zhucheng Dinosaur Museum, Shandong) V5000は、仙骨の癒合の具合などから成体だと目されており、この個体の大腿骨の長さは85センチメートルに達し、全長約9メートル、体重はおよそ1414キログラム程度だろうと推測されている。 特徴的なのは3つの標本の全身に残った毛状の羽毛〔羽毛と言っても、単一の軸をもった毛状ないし棘状の繊維構造であり、現生鳥類から一般に想像される分枝したものではない。〕の痕跡であり、総じて長さは15cmほど、部位によっては20センチメートルほどにもなる繊維状の構造が、全身に密集して観察された。それまで全身にこうした構造を持つ羽毛恐竜と言えば小型の種ばかりであった ため、ユウティラヌスの発見は大きく報じられた。 ティラノサウルスに対してはグアンロンほど遠縁ではないが、エオティラヌスより更に祖先的な系統であるとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユウティラヌス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yutyrannus 」があります。 スポンサード リンク
|