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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ユーフォニアム(ユーフォニウムとも)は金管楽器の一種。一般的にB♭管で、幾重かに巻かれた円錐管と、通常4つのバルブ(弁)を持つ。音域はテナーやテナー・バスのトロンボーンとほぼ同じであるが、それよりも幾分か柔らかく丸みのある音色を奏でる。主な活躍の場は金管バンド(英国式ブラスバンド)、ファンファーレバンドと吹奏楽であるが、オーケストラにおいてもテナー・チューバなどとしてスコアに指定される事がある(チューバも参照)。 ユーフォニアムのマウスピースは多くのメーカーでカタログ上トロンボーンと共通に扱われているが、トロンボーンのものよりややカップの深い物が好まれる。 各国には、ユーフォニアムとほぼ同じ役割を担うものの、音色、形状、バルブシステムなどの異なる楽器が存在し、これら全てを統括したグローバルスタンダードな名称は、今のところ存在しない。従って、これらの楽器は、個々においてはその本来の名称を使い、日本において一纏めに呼ぶ必要がある時は、便宜上「ユーフォニアム」と呼ぶのが、今のところは妥当である(例:次項の「各国のユーフォニアム」「ユーフォニアムの歴史」のように)。 == 各国のユーフォニアム == 日本のユーフォニアムの役割に相当する各国の楽器には大きく3つのタイプが現存し、各国で用いられている。 ;ユーフォニアム(euphonium) :日本、イギリス、アメリカなどで普通に用いられている、ピストン・バルブを備えた、中低音域を担うB♭管の楽器。各国各地のバリトン音域の金管楽器が融合して、20世紀前半のイギリスで現在の形状に落着いた。 ;サクソルン・バス(saxhorn basse) :フランスにおいて、サクソルン属のバスとして発展した楽器。3本〜6本ピストンのアップライト(上向き)のベルを持つ楽器で、日本でも戦前・戦中の軍楽隊において、「ユーフォニオン(海軍)」「プチバス、小バス(陸軍)」として用いられた。現在も、フランスのクルトワ(Courtois)社によって新しいモデルが開発され続けている。6本のピストンを備えたC管のサクソルン・バスは「フレンチ・チューバ」とも呼ばれ、1970年頃まで、主にフランスのオーケストラで用いられた。 ;(ドイツ式)バリトン、カイゼルバリトン(Bariton, Kaiserbariton 古くはBaryton, Kaiserbaryton) :別掲の「テノールホルン」と共に、ドイツや中欧・東欧でユーフォニアムの役割を担う楽器。バルブはロータリー式を採用。管体はいずれも卵形またはチューバ型で、カイゼルか否かはボアの広がり方によるため、見分けがつきにくい。後述のアメリカのバリトン・ホーン、イギリスのバリトンとは別の楽器。このように、バリトンという名称は、国や地域によっては別の楽器を指すことがあり、混乱を招き易い。対策としては、例えば「ドイツ式バリトン」というように、使用される主な地域名をつけると判り易くなる。 この他、以下のような楽器もある。 ;バリトン・ホーン(アメリカ)(baritone horn) :かつてのアメリカでは、初期のサクソルンに代わり、現在のユーフォニアムよりも若干管径が細い楽器が開発され、バルブが3本であれば「バリトン・ホーン」(baritone horn)、4本以上であれば「ユーフォニアム」(euphonium)と呼ばれた。出版譜におけるパート名は、いずれの楽器を用いようとも「バリトン」(baritone)に統一されている。現在のアメリカの吹奏楽では、イギリスや日本で使われるようなユーフォニアムが一般的に用いられるが、ジャズ・コンボや、ドイツの小編成バンドでは、今もバリトン・ホーンが好んで使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユーフォニアム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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