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ラメラ構造(ラメラストラクチャー=液晶構造)とは液体と固体の中間にある物質を示す液晶状態の中の一つである。 液晶状態を生成させるための方法=サーモトロピック液晶(Thermotropic Liquid Crystal)=温度転移形 とリオトロピック液晶(Lyotropic Liquid)=濃度転移形に分類される。 == 概要 == ;人体におけるラメラ構造 ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織から構成されている。表皮は上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなり、30-50層と極めて薄い層から成り立っている。その最も上にある角質層は外気と接する臓器とも言われ、肌、身体を物理的・化学的な影響(細菌や紫外線、化学物質など)から守るための重要な役割を担っており、主に角質細胞及び細胞間脂質より構成されている。その細胞間脂質は角質層の細胞と細胞の隙間を埋める役割をしており、水-脂質-水-脂質-水…と規則正しく交互にサンドイッチのような層を成している。この薄い結晶の面構造が人体におけるラメラ構造(ラメラストラクチャー=液晶構造)である。 ;細胞間におけるラメラ構造 両親媒性分子は水中で様々な会合体を形成し、リオトロピック液晶と呼ばれている。ラメラ液晶はその中で特に希薄な系で形成され、2分子膜が層状に折り返し単位が6-7nm(ナノメートル)と極めて小さい1次元周期構造(水-脂質-水-脂質-水…のように膜が平行に積み重なった構造)をしている。ヒト角質層の細胞間にはこのラメラ構造が存在し、脂質-水-脂質-水-脂質…の層状であるサンドイッチ状の構造をとることにより、肌の水分を保持し、皮膚バリア機能をつかさどっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラメラ構造」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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