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ランチア・(ベータ)・モンテカルロはイタリアの自動車メーカー・ランチアが1975年から1984年まで販売された2人乗りスポーツカーである。 当初は「フィアット・X1/20」として、フィアット・X1/9の上級モデルとしてフィアットが開発していたが、最終段階でより高級でスポーティなイメージのランチアブランドが与えられることになり、1975年のジュネーブ・モーターショーで、ベータシリーズのスポーツモデルとしてデビューした。デザインと車体製造はピニンファリーナが行なった。 同じランチアのミッドシップ・スポーツカー、ストラトスがラリー競技向けのスパルタンなスーパースポーツカーであったのに対し、モンテカルロは豪華な内装、広い視界、強固なバンパーやサイドプロテクトモールなど実用性に十分配慮されたエレガントなスポーツカーであった。その分エンジン出力は120馬力、最高速度は190km/hと性能は控え目で、特に排気ガス対策を施され、「ランチア・スコーピオン」の名で売られた(先にシボレー・モンテカルロが登場していたため名称変更)北米仕様車の性能は1,756cc81馬力とやや非力で、大型バンパーや丸型ヘッドライトで外観もスポイルされていたこともあり、アメリカでの販売は低迷した。(1976年モデルとして1801台が作られたが、405台が売れ残り、1977年に売られた)このため1978年2月にはモンテカルロ自体が一旦生産中止となったほどである。 しかし1980年には復活、他のベータ同様伝統的パターンのフロントグリルに変更となりシリーズ2となった。この時から車名のベータが取れ、単にモンテカルロとなる。最高出力120PS/6000rpm、最大トルク17.4kgm/3400rpmであった。後部のフィンにはガラスが嵌め込まれて、弱点であった斜め後方の視界も改善された。エンジンは点火系がポイント式からフルトラ式に変更され圧縮比が高められた。0-60マイル加速は10秒から8.6秒に短縮され、1981年9月まで生産された。 ただし、英語版Wikipediaによると、スペック上では理想的なスポーツカーであったが、実際には高い騒音、硬いシフト、リアクロスメンバーの腐食による破損、オーバーサーボ気味でフロントが早期にロックするブレーキなどの欠点を持っていた。車体もファイヤーウオールやホイールアーチ、フロアパネルなどが錆びやすいことが原因で、多くのベータモンテカルロ、スコーピオンが既にスクラップとなった。〔更にこれ等の諸元に加え、英BBCトップ・ギア(Series14 Episode3)中、ランチアの栄光と悲劇として紹介されており、英国特有の雨期の影響もある中、英メディアの執拗な攻撃を受け、改良型ベータはおろか全モデルが深刻な販売不振に陥り、1994年にイギリス市場から撤退するに至るまでも綴られている。〕こうした欠点を改め、良く維持された個体には希少価値がつきつつある。 == 日本への輸入 == 日本には並行輸入業者だった頃のガレーヂ伊太利屋でシリーズ1が、当時の輸入代理店東邦モーターズによって受注生産のかたちでシリーズ2が少数輸入された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ランチア・ベータ・モンテカルロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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