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ランドシップ (Land ship)は、「陸」「大陸」の「船舶」「艦船」を意味する英語の名詞。 *陸上軍艦。ウインストン・チャーチルにより考案され、戦車の原案となった新兵器構想である。 *アニメ『戦闘メカ ザブングル』に登場する架空の兵器・艦船。本項ではこれにつき記述する。 テレビアニメ及びアニメーション映画『戦闘メカ ザブングル』に登場する、陸上で使用される艦船。LSと略される。 == 概説 == 本作品に登場する世界は「惑星ゾラ(実は年代不詳の遙か未来の地球)」である。天変地異に見舞われたゾラには、鉄道や飛行機、鋪装道路といった大量輸送システムが現存しない。海も多くが干上がり、交通の主要な経路は陸路である。そのため必要な物資の多くは支配階級イノセントから供与されるLSにより輸送され、シビリアンと呼ばれる一般階層に再分配される。 イノセントはブルーストーンと呼ばれる希少鉱物とLS、ウォーカーマシン(以下、WM)等を交換している。シビリアン同士の再分配は交易商人によって定期開催されるバザーと呼ばれる青空市場を舞台に、物々交換やブルーストーンとの交換が一般的であるが、どんな罪も3日逃げ切れば消え失せるという「3日の掟」により略奪も少なくない。そのような最悪の治安のゾラで輸送を担うLSは格好の獲物であるため、その多くは自衛の目的もあって武装していることが多い。 LSの特徴として、ホバーによる浮上移動(回転翼つまりローターもしくはジェット・ロケットエンジン他)、低速かつ燃費の悪さが上げられ、子供向けのアニメとしては非常に経済にこだわる(悪く言えば貧乏臭い)描写になっている。燃料は重油〔『戦闘メカ ザブングル大事典』P142。〕。形状から誤解されるが、武装商船であり軍艦ではないので戦艦のような装甲(アーマー)はなく、構造も戦闘能力よりも居住性や貨物搭載能力が優先されている。 武装は大まかに言って口径76mm以上の対艦用大口径砲(加えてミサイルランチャーの類もある)と、57mm以下の対WM用機関砲に大別される。射撃方位盤や測距儀的な射撃統制装置はなく、砲付きの照準器で射撃するだけなので命中精度は砲手個人の技量に左右される。護衛用としてWMを搭載するのが基本になっており、WMの母艦的な役割も果たす。シビリアンが容易に運用や修繕を行うのを考慮し、伝声管を始め、手動式扉やラッタル他、技術的にはかなりローテクな作りになっている。 全長100mを超す大型LSを所有する者は、例外なくイノセントから交易手形を与えられた交易商人である(交易手形所有の関係上、実態がブレーカーであっても建前上は交易商人である必要がある)。交易手形がなければ大型LS所有は認められず、イノセントによる整備や補給も受けられないので、職業を問わず、ゾラでの成功者を夢見るシビリアンは、交易商人を目指すのが普通である。 交易手形を有するまでには、まずガバン級以下の小型LSによる交易実績を挙げてイノセントに実力を認められねばならぬが、この時は手形を持たないので直接イノセントのポイントへの出入りは許されず、他の交易商人から交易物資の払い下げを受けて小売りをする、いわゆる運び屋として下積みを重ねる必要がある。そうした末に交易手形を入手して交易商人となり、晴れて大型LSを所有するのは「成功者」としての証になっている。なお、エルチ・カーゴの例から、交易手形は世襲での引き継ぎが認められている模様である。荒野がほとんどのゾラではLSは単なる移動手段ではなく「家」であり、「城」であり、そして「ステータスシンボル」でもあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ランドシップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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